今日も予報はよろしくありませんでしたが、自転車で通勤。
小学校の脇道を走っていると、小学生が4〜5人で大騒ぎ。
「カタツムリ、カタツムリだよ〜」「○○ちゃん、ほら、カタツムリだよ〜」
(カタツムリかぁ、
軽く10年は見ていないなぁ。この世にカタツムリがいることすら考えたこともなかったなあ。)
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◇見えないものの存在を証明できるでしょうか?
◆へぇっ!?
◇平藤さんにとっては、「カタツムリ」はこの世に存在していなかった…少なくとも10年間は。
◆な、な、何を、藪から棒に。か、帰って休んだほうがいいよ。熱でもあるんじゃないの。
◇大丈夫です。ちょっと、昔を思い出したもので。
◆ああ、哲学科だったね、君は。「存在」とか「宇宙」とかを一生懸命考えていたんだよね。
◇はい。
そういえば、前に仰ってましたよね。人間には3種類あるって。
◆うん、うん。
ラグビーボールを持って、前に走っている時に、相手がやってくるとする。
◇その時の行動で、人は3種類に分けられるって聞きました。
◆一つ目は、
真っ直ぐに相手にあたって仰向けに唐オ、そのうえを走って行こうとするフォワードタイプ
◇二つ目が、
相手にフェイントをかけて、動けなくなった相手の脇を、ニヤリと笑いながらすり抜けるバックスタイプ
◆そして、だいぶ後になって気がついた、三つ目のタイプ。
ボールを相手に投げてやって、逃げ出すビックリタイプ。
このタイプを発見した時は、大変なショックだった。でも、えらいでしょ、気がついて。
◇まだまだ…ですね。
◆えっ、この他にもタイプがあるの?
◇ラグビーなんか世界に「存在」していないタイプ!
◆あっ、しないし見ないし…もっと言えば、あることすら知らないっていうこと?
◇はい。
そういう人のほうが、断然、多いんですよ。
実を言えば、私だって、ラグビーはもちろん、国民体育大会なんか見たこともないんです。
私の中にはどちらも「存在」していませんよ。
◆なるほどね……。そういう人がほとんどなのかも知れないね…。
考えれば考えるほど、がんばらなくちゃね…あ、あ、あぁ〜(と、気を失ったふりをする)
◇ど、どうしたんですか、空腹に耐え切れずですか?
◆(にやり)失神しました
◇失神!?
◆英語で「フェイント」って言うんですよ、失神のこと。
◇…あきれた!