◇大変ですねぇ、冬季国体の開催場所の件。今日のラジオで聞きました。
◆ほう、聞いててくれた。ありがとう。
◇スケート・アイスホッケーは来年の長野だけが決まっていて、その後、未定。
スキーは、再来年の新潟が決まっているが、なんと、来年が未定!
◆そのとおり。
◇やっぱり、お金の問題ですかね。コストパフォーマンスですかね?
◆コストパフォーマンス!?(と、ちょっとムッとする)
◇費用対効果のことですよ。
『財・サービスに支出した費用に対する、それによって得られた満足度の割合』とあります。
◆(気を取り直して)あなたが、昼休みに裏のスポーツ店で「プロテイン」を買ったとします。
◇はい、はい。
◆レジでお金を払って、プロテインを受け取った瞬間、あなたは満足していますか?
◇する訳ないでしょ!買うことが目的じゃないんですから。
◆いつ満足しますか?
◇ウエイトトレーニングの後に毎回飲んで、1ヵ月後に、私の体の筋肉がモリモリになった時です。
何ものにも変えがたい満足感があります…ああ…
な、はずはありません。
美女には筋肉はあまり必要ではないので、プロテインなど買いませんから!
◆か、完璧な「のり突込み」です。吉本に行けます。
◇行きません!
◆スポーツのイベントの目的は何でしょう?
◇耳にタコがよるほど聞かされていますわ。
『地域づくり・人づくり』=スポーツイベントは触媒だ!理論でしょ。
◆そのとおり。
◇あら、ちょっと待って下さい。
では、立派な施設が出来上がることや、お土産が売れることは、一時的なことであって、
本当の目的ではない…と、考えなければならないんでしょうか?
◆そう考えて下さい。
◇であれば、ちょっと長い間隔で、パフォーマンスを測らなければならないかもしれませんねぇ。
◆すばらしい。そのとおり。
◇すると、スポーツイベントのコストパフォーマンスは、「運営経費」と「大会の出来栄え」の関係ではないのですね。
◆と、考えるのが正しいと思います。
◇「運営経費」と「関係していった人の生き様」でしょうか?
◆ぐへぇ!想像以上の結論に達したねぇ。おどろいた。
今日は調子がよさそうなので、関連で、もう一つ、お話します。
◇はい、はい。なにとぞ手短に…。
◆たとえば、盛商のサッカー部に公式後援会ができ、今後の盛商サッカーのために寄付を募りに来たとします。
◇はい。
◆寄付をすれば、岩手日報が出したグラフ誌に監督さんの「生サイン」が入ったものがもらえるとします。
◇きゃ〜、一口、いくらでしょう。
◆一口、一万円!
◇出します!すぐにでも!
◆(ニヤリとして)今日の午後、会議がありました。
◇しかも、二つも。どちらも提案なさってましたね。汗かきながら。そのあとラジオ!働き過ぎです!
身体に気をつけて下さいね。
急に死んだら、悲しむ人はいないとは思いますが、少し困る人が、何人か出ますから!
◆はいはい。ありがとう。でも、死ぬまでは不死身ですから、ご心配なく。
◇あら、そうでしたね。病んでいる所以外は、すべて正常を誇っているんでしたね。
◆で、その一つ目の会議の中で「賛助会費」に関連して、「お返しと投資」という発言がありました。
◇なんのことでしょう、一体?
◆さっきの一万円は、どういう気持ちで出しますか。
本屋に行けばグラフ誌は1,050円で売っていますし、私に千円握らせれば、監督さんのサインを頂いてきてあげます。
合計2,050円であがりますが、1万円払いますか?
コストパフォーマンスを考えたらば、大損じゃあないの?
◇分かってませんね、全然!
『感動をありがとう』『これからも頑張ってね』でしょう、岩手県人ならば!
◆それです、それ。それこそが「お返し」と「投資」でしょう。
◇なるほど。大会運営の経費はそういう意味での「投資」になるんですね。岩手の人を育てるという意味で。
◆です。
◇単なる「消費」ととらえられない、ある意味、「夢を作り出す」支出なんですよね。
◆これぞ「夢県土いわて」にふさわしいお金の使いかただと…
◇はいはい。下心、見え見えでしたよ、途中から!
◆ぎゃあ、ばれてたぁ!ひさびさの、ギャフン!