【光を観る】
いつも反省します。
企画展を観に行くのは最終日まぎわ。しかも、用事の合間をぬって、駆け足で…
今回の岩手県立博物館「ロダン展」も最終日の今日、駆けつけると言うありさま。
最終日が初見では「もう一回」は不可能ですし、「展示変え」対応も出来ません。
今回の「ロダン展」は『〜白と黒の新しい世界〜』がサブタイトルですが、その意味が、事前にはよく分かりませんでした。
絵画には「重力無視、遠近無視」があって、脳みそをかき回されるような快感で結構楽しめるのですが、彫刻ものはどうも…という気持ちを持っていました。
展示室の入口には「白と黒」の趣獅ェ書いてあります。
ほう、石膏とブロンズか…へぇっ、光の吸収と反射!?
奥のほうに、「なんとか婦人」という胸像の、石膏原型とブロンズ作品の二つを並べてあります。
本当だ、全然違う。
ブロンズは光を観るものなのかぁ!
だから、外においてあるんだな。時間による光の変化による彫刻の表情の変化を楽しむんだな…
と、勝手に解釈。
解説は大切です。
【空に浮かべる】
もう一つ、
彫刻は下の岩のようなものから「はえて」いたり、後ろの壁から「浮き出ていたり」します。
重力があるので、それをしないと彫刻を立てておくことが出来ないから、そうなってるのかな…と。
では
自分の頭の中で、その支えを外せばいいのかな。すると、宙に浮くのかな…と、一生懸命やってみました、が、浮きません…
きっと、彫刻観(ちょうこくみ)の達人は、スルッと宙に浮かべているんだろうな…と
イマジネーションは大切です。
*********
◇はい、はい。
いつから件pにまで手を伸ばしたんですか?怪しげな講釈を、皆さん信じたらどうするんですか?
ところで午後は南公園球技場だったらしいですね。高校サッカーの県予選決勝でしょう。
◆すごいお客様の数でした。この間の高校ラグビー県予選決勝の1.5倍はいましたね。
私は30分前到着でしたが「立ち見」でした。
◇だって、全国レベルの試合でしょう?
◆お正月の全国大会ベスト4の遠野高校と、今年のインターハイベスト8・全日本ユース(U-18)ベスト16の盛岡商業高校の対戦ですからね。
◇で、試合はどうでした。
◆全員が一体となったゲームでした。
◇はっ?
◆選手、応援団、お客様、全員が一体でした。
後半7分に盛岡商業の選手が相手ゴール前でボールをカットし、ふわりと浮かせたボールでシュート。
前に出ていたゴールキーパーの頭上を越え、ボールが転々と…
◇みました、みました。テレビで。
アナウンサーは「おおっ〜と、ループシュートだぁ〜。ボールはテェンテェ〜ン」とか、大声で…
◆結局は右に外れたのですが、ボールが蹴られてから、キーパーの頭上を越えゴール脇にそれてホイッスルが鳴るまでは、競技場の全員が息を止めていました。
◇「はいれ!」「はずれろ!」どちらの人もですよね。
◆そのとおり。グランドは3秒間の静寂でした。
◇その後、「歓声」と「ため息」で「グランドが揺れた」って仰りたいんでしょう、どうせ。
だから、何事もライブだよって…
【おまけ】遠野高校のサッカー応援は全国レベルでした。カッパ(たぶん「カリン」)もいましたよ(→)
【おまけ2】久しぶりの美術館でしたが、「ダミアン神父」と「原の城」が並んで立っていました…ああ!
次の展示替えで、また、向き合わせて下さい。お願いします。