▽第86回全国高等学校ラグビーフットボール大会岩手県大会 決勝
優勝は盛岡工業高校(2年ぶり32回め)
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ラグビーの決勝戦は、盛岡工業高校 対 不来方(こずかた)高校。どちらも、盛岡地区の学校とあって、バックスタンドは両校の全校応援、メインスタンドはおやごさんをはじめ、一般の応援の方々で大入り満員。
『ゆけ ゆけ モリコー』『ガンバレ コズカタ』の大応援のもとで試合は行われています。
大人数の応援は、空気が振るえ、見ている者もプレーヤーも奮い立つものです。
【大応援団の前でプレーする選手たち】
さて、試合は
前半、風上で「キック→ゴール前→フォワード戦」にこだわり続けた、盛岡工業の完勝といえるでしょう。
不来方も積極的にバックスに展開し得点を狙うものの、盛岡工業のディフェンスに阻まれ…
不来方は、後半開始早々の盛岡工業をゴール前に「クギヅケ」にした得点機に1本欲しかったところ。
フォワード・バックスともにタレントはいましたので、風上での挽回のキッカケになったのではないかと…
ところで
盛岡工業高校の試合前の練習をみて、あれっ!?
練習の最後に、監督が出したパスを受けながら、全選手が一人づつ真っ直ぐに20mほど走る練習(ストレートとか、トップスピードとか言う)をしている。
普通はこんな時にやる練習ではありません。
何だろう…と考えていると、盛岡工業は練習を終えて、一旦、ロッカーに下がる。
しばらくして、盛岡工業が再びグランドに。
肩を組んで円陣を作り部歌を歌い始める。いつもは歌わないのにな…と
ああ、そうか。
勝っても、負けても、県内最後の公式戦だ!特別な試合なんだ
だから、監督が直接、一人ひとりに、最後になるかもしれないパスを出してやったんだな…と
勝手に想像しました。
同時に
明日から、ラグビーをする高校3年生は優勝チーム以外にはいなくなっちゃうんだな…とも