がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

4人で撮ろうよ

第61回国民体育大会(のじぎく兵庫国体)で、待ちに、待った、優勝者が出ました。

山岳競技少年男子縦走です。

この情報が入ったので、あまりうれしくて午後の予定はすべて変更し、表彰式に出席しました。

行ってみると、成年男子の選手・監督もクライミングを終えてすぐに駆けつけた様子で、チーム岩手は全員集合でした。

せっかくなので、表彰式が終わったステージをお借りして集合写真を1枚。

前に正座してるのが、少年:高橋良卓選手。

2列目左から、成年:亀田みちる選手、少年:長谷川新平選手、成年:佐々木淳選手、少年監督の岩澤健二先生、成年:新妻拓弥選手、小旗を持っているのが少年:齋藤大樹選手、右端が成年の畠山晃監督。

後ろに立っているワイシャツの方は、岩手県山岳協会の吉田理事長。

登山競技は縦走とクライミングという2つの種目があり、それぞれ2人の選手が出ます。

選手のエントリーは3人ですから、どちらの種目でも1人は出場していません。

●競技の説明記事があります→  縦走 それから  クライミング

したがって、

1位から8位までの表彰も、各チームとも実際に「走った」2人がステージ上で受けます。

表彰を受けた後、賞状をもっらた全選手がステージ上に並び「記念撮影会」となります。

こんな感じです

選手席には

岩澤先生と長谷川選手が残っていたのですが、岩澤先生が長谷川君に何かしきりに言っている。

長谷川君は「いやだ」と言っている様子だ。

しばらく見ていると、どうやら、4人で写真を撮ろうと岩澤先生が促すものの、「今日は出ていないから」と長谷川君が断っている様子で…

確かに

昨日のクライミングでは決勝進出にあと一歩の9位。

あと、一手、二手登ることができれば…と悔しさ一杯。しかも、自分は今日は走っていない。

気持ちはわかる。でも、チームでしょうが。

『四人全員で写真を撮らしてよ』とお願いして、ステージ下まで行ってもらって写真が撮れました。

どのチームの「三人目」の選手も同じ気持ちだと思います。

個人競技でもチームメイトはあり、チームワークはあるはずです。

白線の中に立ったら、チームメイトでも敵でしょう。負けてはいけません。

でも、競技場の中では、お互いにベストが尽くせるように、援助しあうでしょうし、練習場の中ではそれ以上の関係があるにちがいありません。

今日の優勝は、「チーム」が頑張った証ですから、成年の選手もお祝いに駆けつけてくれたし、みんなで頂いた賞ですから、一緒に写真を撮りたいんですよ、きっと。

ほぅらね、いい写真だぁ。