がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

延長戦のお話

◇一昨日、昨日と「12時間睡眠」とのこと、奥様から伺いました。寝すぎじゃないですか?脳みそが腐りますよ!

◆どうやら、風邪のようです…朝は持病の二日酔いかと思いましたが、症状がちょっと違います

◇鬼のカクラン?それは、それは、お大事に。ところで今日は何のお話ですか?

◆『延長戦のお話』

◇また、どなたかに誘導されてますね。自意識過剰じゃないんですか!

◆そんなことないでしょう

◇ところで、ラグビー以外に延長戦をしない競技はあるんですか?私は知りませんが

ラグビー以外にはないと思いますが、実は、ラグビーにも延長戦があります

◇うへっ!初耳です。本当ですか?

◆2003年の……

ラグビーワールドカップはオーストラリアが会場でしたが、決勝のイングランド対オーストラリアは、10分ハーフの延長が行われ、イングランドが20・7で優勝しました

競技規則にもきちんと規定されています

『競技規則 2005-2006』第5条 試合時間 TIME

1 試合時間

試合時間は80分以内に加えて、失われた時間、延長時間および特別な事情による時間とする。試合は、競技時間40分以内ずつ前後半に分けて行う。

6 延長時間

勝ち残り方式採用の大会において、引分けがあった場合、勝者を決定するため延長戦を行うことを試合主催者が承認したときに限り、80分を越えて試合を行うことができる。

◇「勝ち残り」って「トーナメント方式」のことですよね。で、主催者が認めると延長可能ということですよね。これは「通常ではない」規定と読めますが…

◆そのとおり。着眼点が良くなってきましたね。

ラグビーの試合は、そもそも定期戦が起源らしいです。オクスフォード対ケンブリッジウエールズアイルランド

日本でも、慶應大学早稲田大学は毎年11月23日に対戦することが決まっており、公式戦対戦成績(1922年〜2005年)は早大の63勝21敗6分というふうにあらわしています

◇ははぁ〜、次に進んでゆかない「定期戦」の考え方が「ラグビーに原則延長なし」の考えですね

◆そのとおり。しかしワールドカップなどのトーナメント大会を開催するようになって、その考え方では対応できないようになりました。そこで延長戦の導入です

◇国内でも延長戦はありますか?見たことないんですけども

◆15人制では無いようです。ラグビーの国内最高レベルのトップリーグでは、リーグで上位8チームを決定した後、トーナメントを行いますが、それも同点の場合は �@トライ数�Aトライ後のゴールキック数�B抽選 と処理の優先順位が決められています

◇でも、ルール上は主催者がオーケー出せば延長戦が出来るんですよね。高校生の花園ラグビー場でやる全国大会の予選なんかも、せっかく一生懸命やったのに「抽選」じゃあかわいそうですよね!延長やりましょ♪

◆残念ながら、19歳未満には延長は認められていません。「ノーサイド精神」や「安全上の理由」とかいう話がありますが、理由は分かりません

『競技規則 2005-2006』19才未満標準競技規則 第5条 試合時間

1 試合時間は前半後半とも35分競技時間以内とする。試合時間の総計は70分以内でなければならない。70分後は、トーナメント大会で引き分けの場合でも、試合を延長してはならない。

◇変なスポーツですね…!?

もしかしてラグビーやった人は全員、頑固で懐古主義で…そういえばhirafujiさんはラグビーが…