袴とブーツと時計
◆昨日の午後
内丸周辺に用事があり出かけました
岩手大学の付近を通ると、袴をはいた女性が目につく。ああ、今日は卒業式なんだ
なんだ、なんだ?ブーツ履いてるよ。なんか変だな。俺の常識では、草履だよ、絶対!
ちょっと待てよ
みんな履いてるからなぁ。正しいのかな〜?調べてみるか?
なにぃ〜 「はいからさんが通る」? ブーツが、お・しゃ・れ〜?
へぇ〜
誰にも『変だと』言わなくてよかった(ホッ!)
◆昨日の帰り
IGR(いわて銀河鉄道)青山駅のホームで
あれっ?どこにも時計がないよ!不親切な!時間が分からなかったら電車に乗り遅れるべ!
社長に投書メールだ!
ちょっと待てよ
ホームにいる人は来た列車に乗ればいいんだから、時計がなくても遅れるはずないな
ホームに来るまでは時計は必要だけど、ホームに入れば時計は見ないな!
誰にも『文句を』言わなくてよかった(ホッ!ホッ!)
◆帰りの列車で
なんだ、隣の親父、ヤタラに俺のこと見るな〜。気持ち悪いな〜
「hirafujiさんですよね」「はぁ」「○○です」
(あれ、どこの人だっけな〜?年上のようだし一応敬語だな)
「ああ、どうも。ご無沙汰しております」「私ですよ。高校のラグビー部一年下の○○です」
(………、ああっ、思い出した!確かに一つ下だ!)
「おおぅ!何だ今日は?今何してら?」「かくかくしかじか…」とすっかり盛り上がるが
(しっかし、すっかり老けたな。50は過ぎでらべな。本当は何ぼだべ、思いきって聞くがな?)
ちょっと待てよ
俺の一つ下に決まってるべ!聞かないでよかった!(ホッ!)
(実は、俺も同じくらい老けてるんだべね。彼も同じこと考えたんだべね!)
『自分の基準でものごとを勝手に判断してはいけない』と考えさせられた一日でした