先月の末に県ラグビー協会の講習会に出席した
新しく公認指導者を目指す方々と、有資格者のブラッシュアップをかねたもので、
日本全国で統一した考え方での指導が行われることを目的として、日本ラグビー協会でトレーニングを積んだ「トレーナー」の方から講義・実技を受けるものである
その中で、最も印象に残ったのは「基礎」と「基本」についての考え方である
目から鱗が落ちた
まとめると
◆「基礎」と「基本」はよく使われているが、統一された概念ではなく、明確に区別されていない
◆ついては、ラグビーにおける「基礎」と「基本」を以下のように定義する
◇「基礎」
プレーする上での土台であり、向上のための必須条件(プレー要素は含まない)
▼精神的な要素
積極的な心構え→「身体を動かすのが好きだ」「スポーツが好きだ」「ラグビーが好きだ」
向上心→「上手になりたい」「うまくなりたい」
チャレンジ精神→「難しいこと、新たなことに挑戦したい」
▼身体的な要素
ラグビーのレベルにあった体力的な要素
健康度
◇基本
▼プレー要素のこと
安全にプレーするための基本→安全な唐齦�など
判断に関する基本→ノーマークプレーヤーパスするなど
動作に関わる基本→手を伸ばしてボールをキャッチするなど
この、「基礎」と「基本」の上に、発展的・創造的プレーが可能になるとしている
私は、これまで「基礎」と「基本」ではなく「基礎・基本」として曖昧にしてきた部分があることに気が付いた
これまでのコーチングは「独善」であったと反省してる
私に教えられて不幸になった選手がいるかもしれない(いや、きっといる)
「身体を動かすのが好き」な子ども、「スポーツが好き」な子どもを育ててきただろうか
「上手になりたい」「うまくなりたい」という気持ちを高めることをしてきただろうか………
さて、
手元に計72ページもあるパワーャCントのプレゼン資料があります。講習会のための全国統一資料です。72ページ目は ロジャ・ルメール(元サッカーフランス代表監督) のことばで締めくくられています
『学ぶことをやめたら指導することもやめなければならない』
この一言につきるわけですね
今年度は、私を含めて100人弱の「学び続けるラグビー指導者」が岩手県に生まれました
乞うご期待!
(おっと、私はチームを持たない「ペーパー指導者」でした!でも学び続けようと思っています)