第78回選抜高校野球大会に一関学院高校が、守備力を評価する「希望枠」で選出されたそうです
「希望枠」は岩手県で初、一関学院高校は選抜初出場とのことで、年明けの遠野高校のサッカーに続き、活躍の予感があります
野球といえば、2012年ロンドン夏季五輪から、ソフトボール競技とともに外される競技となっているようです
8月にドイツのスポーツ少年団指導者が岩手県に滞在した際に、その件でチョッとだけ話をしたことを思い出しています
彼らは、スポーツ関係者ではあるのですが、野球については一様に「ルールがわからない」といいます
地元の野球関係者が説明するのですが、いくら説明しても理解してもらえませんでした
話を聞いていると、次の2点が、理解できない決定的な要因となっている様子でした
● 野球は「人が点を取る」球技である
◆ 野球・ソフトボールは「人がベースを一周」して得点
◇ ネット型の球技は、ボールを相手のコートに落として得点
(バドミントン、バレー、卓球、テニスなど)
◇ ゴール型の球技は、ボールを相手・自分のゴールに入れて得点
(サッカー、ホッケー、水球、バスケット、ハンドボール、ラグビーなど)
● 野球は、ボールを持っているほうが「防御側」である
◆ 野球は、ボールが相手の攻撃権を奪う目的で使用されるので、
ボールを支配しているほうが防御側
◇ 多くの競技は、ボールが点を取るので、ボールを支配しているチームが攻撃側
いずれにせよ、普及率云々という問題もあるかも知れませんが、競技を理解してもらえないということがオリンピック種目となるための大きな弱点であると感じました
調べると、クリケットとかいう競技も野球に似ているようなんですが、私たちには全く理解できません
ヨーロッパ人が野球を見る目も、私たちがクリケットを見る目と同じなんだろうなと思います
スポーツって何だろう?と思っている人がたくさんいるはずです
その人たちは、私たちがクリケットを見るのと同じように、スポーツが理解できないのだと考えられます
理解の促進も大切な分野でしょうね