連日の雪かき、大変お疲れ様です
今朝も、早朝からご苦労様でした
事務所でも、全身筋肉痛のお父様方がうなっています
「筋肉痛」にまつわる話をひとつ
「歳をとると筋肉痛が現れるのが遅く感じるのはなぜ?」
私の知り合いがうまいことを言っていました
■ほれ、コンピュータもさ、98とかMeとかのやつは遅いしさ、使ってるうちにいろんなゴミ溜まって立ち上がり遅くなるでしょ。それとおんなじ。年取るといろんなものが邪魔して、刺激がすぐに伝わらないの!
一見「なるほど」ですが
手元に、去年、大塚製薬からもらった「筋肉痛のおはなし」という小冊子があります(発行日04/11/05、トレーニング科学研究会発行、大塚製薬協賛)。内容を私なりにまとめてみると
▼実験によれば、中年者・高齢者・大学生ともに同様な時間経過で筋肉痛が生じることがわかっている
▼筋肉痛には「運動中・運動直後の筋肉痛」と「運動後しばらくたってからの筋肉痛=遅発性」がある
▼若い人たちの運動形態は「運動中・運動直後の筋肉痛」である
▼また、普段から運動している人は「遅発性筋肉痛」が起こりにくい状況にある
結論は「遅発性筋肉痛」が起こるのは、普段運動していない人が、あまり激しくない運動をした時に起こるのであって、歳をとったから筋肉痛が遅く出るのではないとしています
私はすっかり信じてみんなに言いふらしておりましたが
最近、同じ大塚製薬のメールマガジン(05・9月号)←Linkに、筋肉痛特集があり読んでみてびっくり
内容が変わっています
△筋肉痛は、筋肉繊維の損傷や、筋肉内に乳酸がたまることで硬く張った筋肉を治そうとするときに起こる(えぇっ!04年11月には、乳酸を筋に注射したりして「乳酸は筋肉痛を引き起こす原因ではない」としてたんじゃないの?)
△若い身体は自然治癒能力も高く、細胞分裂も活発。筋肉繊維が損傷してもすぐに対処でき、硬くなった筋肉もすぐにほぐれるため、筋肉痛は運動後すぐに現れます
△年をとるほどその修復能力は衰えます。その結果、損傷を治す時間や硬くなった筋肉をほぐす時間は長くなります
つまり、筋肉痛が遅く来るのは「歳のせい=老化」だということですね。コンピュータ説も外れているとは言いがたい
一年たたないうちにこの変化
私10ヵ月間嘘ついてました。みなさんごめんなさい
皆さん気をつけましょうね
やっとスポーツです
私たちは「水を飲むと疲れる」といわれ水を飲まないで真夏に練習させられました。また、「何?足いたい?走れば治る」といわれて本当に走って治しました
その頃の練習方法しか知らない人は、いまだに「水を飲むと疲れる」と思って、子どもたちを教えているはずです
指導者のトレーニング(=研修)と、不断のブラッシュアップを行う必要がある所以です
安心できるのは、中央競技団体や日本体育協会が公認指導者として「品質保証」をしている指導者です。それらの人たちは、現段階での正しい情報を持っています
だれが正しい情報を持っているのかを知ることも大切ですよね
【思い出し笑い】
「走れば治る」といわれた新入生は、合宿所の2段ベッドの上で、皆が寝静まるのを待ってやおらビール瓶を取り出し、痛めた右足首を「ゴン…ゴン…ゴン…ゴン………」と
「何してんの?」「腫れれば休めるかと思って」「はぁ〜?寝たほうがいいと思うよ〜」「でも…ゴン…ゴン…ゴン…ゴン………」
次の朝「おうっ!うまく行ったか?」「だめです。腫れませんでした」
フツーに練習させられてました