夢だけが実現する
岩手県体育協会業務課というブログにカヌー水本選手の記事-linkを見つけましたので、トラックバックしています。
不来方高校2年の水本圭治選手が、カヌー競技のアジアジュニア選手権に出場することは、昨日、書いた。
協会関係者・学校関係者そして矢巾町関係者は大喜びのことだろうと思う。
私も心からの拍手をおくりたい。
岩手県のカヌー競技は、1970年の岩手国体時に、矢巾町煙山ダムで公開競技として実施されたことが導入のきっかけだと聞いている。
矢巾町役場の人たちを中心として、周辺の高校生を集め煙山ダムで活動していたとのことである。その後、活動場所を盛岡市の御所湖に移し、1987年に矢巾町に新設された不来方高校にカヌー部が設置され、今日に至っている。
驚くべきことに、1987年に御所湖で全日本選手権大会が開催されている。全日本選手権開催のための人的な、また、施設を含む物的な環境を持つ競技団体は、岩手県にはそう多くはない。
近年、カヌー競技は低迷していた。国体だけを見れば、1989年の北海道国体から昨年の埼玉国体までの15年間入賞者がいなかった。もうだめかなと思ったこともある。
そのとき、何度か考えたことがある。
同様に、国体をきっかけとして取り組まれたものに、岩手町のホッケーがある。ホッケーは日本でもトップレベルを誇る競技にまで発展した。
この違いは何か。「矢巾町」と「岩手町」か、「カヌー」と「ホッケー」か。原因が複合しているのか。
スポーツ発展のための大きなヒントが隠されているような気がするが、私にはその違いを探る力はない。
長い雌伏の後の、雄飛のきざしである。
去年・今年の国体入賞の要因を関係者から聞いた。
まず、町の支援。不来方高校は「町の学校」であると思ってくれているという。だから、「町の学校」の生徒が練習に行くために、町のマイクロバスをだす。
また、施設管理者のご理解もある。御所湖の艇庫の営業時間が、今年からカヌー・ボートの練習のために延長されたと聞いている。
カヌー競技を専門とする先生も不来方高校に配置された。
さらに、今年、県体育協会の医・科学サメ[ト事業の対象競技となった。
この環境の変化は、誰かがどこかで何かをした結果である。
全日本選手権をやりたいと思った人が何かをしたように、選手を強くしたいと思った人が何かをした。
漫然としていては何事も起こらない。
ある人から言われた。
「夢しか実現したためしはないんだ。
いいかい、できない理由をいくら並べても、問題は解決しないんだ。
どうしたいかを、一回、考え直さないといけないね。
まず夢を持つ。それから実現の方法を新たに考える。これだけだよ」
○ 私には実現したい夢があります。ですから、どうか、明日のtoto5を…
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