昨日、10月23日に、前の職場の関係で知り合った方のお葬式に行ってきました。
私よりも、ちょっと年上。
最後にあったのは、3年ほど前。
よくがんばったと思いますが、やっぱり悔いはあるのだろうなと、悲しい気持ちです。
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さて、
お葬式が始まる前に、
故人の娘さんが、オーボエの演奏を捧げました。
一曲目は「糸」
最後は「コンドルは飛んで行く」
ああ、と思いました。
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弔辞の二番目に、高校の音楽部の先生が出てきました。
スピーカーから、高校の合唱隊の合唱が流れます。
本当にそうだったか、わかりませんが、
今の私の頭の中では
「遠き山に日は落ちて」の混成四部だったという記憶が残っています。
私は、ぐしゃっ、となりました。
すると、
先生は、個人の名前を呼び、そして、こういいます。
(聞こえますか?)
えっ!? と思ったのです。
お話の中で、
流れている合唱は、生徒たちが故人のために練習し、昨日、録音したものだという説明がありました。
ということは、聞こえますか…は
「私の話が」ではなく、
「お世話になった生徒があなたに奉げる歌が」だったんだなということがわかりました。
私は、うううっ、となってしまいました。
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音楽の力はすごいのです。
スポーツは敵いません。こんなことはできません。
でも、
スポーツだって、違う場面になれば、音楽が持っていない力を発揮するのです。
どちらか一つ、この道一筋、は大切だけども危ないよ、
ほかの人に手伝ってもらって、他の人に手を貸してあげながら生きていってね…
というメッセージをいただいたような気がした、お葬式です。
【葬儀ホールの入り口にあったボードの一つ】