スポーツイベント回復の兆し
【6月16日のnote記事の再掲】
The restart of sports events is different from 9 years ago.
今朝の岩手県の新聞・岩手日報スポーツ欄に「新型コロナウイルス感染症の影響で中止や延期が続いていた県内スポーツも徐々に動きだす。…」という書き出しの「6月後半の県内スポーツ」が載っていました。スポーツイベントの紹介コラムは最後にみたのはいつだろう…と思うほど久しぶりで、もうなくなるのかなとも思っていましたのでウキウキしたのです。
でも、気になることがあったので、調べてみました。
■再開の度合いは
私は、個人的な趣味として、毎週の岩手県内のスポーツベントをまとめ、一覧にして、毎週金曜日にSNSにリンクを張って皆さまにお知らせしています。
その関係で、これまでのデータが手元にありましたので、「スポーツイベントの回復度合い」を比較することにしました。
次の二点に絞りました
◆コロナ禍の今年のスポーツイベントの実施状況は、昨年と比べてどうなのか
◆コロナ禍の今年のスポーツイベントの実施状況は、東日本大震災津波で大きな被害を受けた2011年と比べてどうなのか
結果はこうです。
■やっと去年の20%程度
私の個人的なイベント情報は、ネット上にあるデータを使っていますので、新聞社のものとは異なっていることをお知らせして、話を進めますが、
6月最終の土日に7つのイベントが行われることになっています。
これは、
件数では今年の3月第1週に並んだものの、
昨年同期の「33」に比べると、まだ20%程度にしかなりません。
■これは2011年と比べてどうなの
2011年3月11日に発生した東日本大震災津波では、岩手県は沿岸部をはじめ大きな被害を受けました。
あの時と比べてみないといけません。
便宜上2019年のイベントの数を比較対象として使いますが、
2011年は、
発生後4週間は、イベントが全くなく、
5週目から、再開されはじめ、2019年比の35%になったのが8週目、
9週目に、ほぼ再開となっています。
2011年は、2019年比50%以下の期間が8週続いたことになります。
今年は、3月第1週に2019年比50%を割ってから18週を経過していますが、まだ20%の再開率なのです。
この数値から見ると、まだまだこれからのようです。
■これは、あの時と違うな
長いのです。「自粛」している期間が、比べようもなく。
震災津波をのりこえてきたという実績はありますが、再開率を見るまでもなく、異なることがたくさんあります。
これは、あの時と違うな…
と考えたほうがよさそうです、いや、そう考えるべきでしょうね。
「時を戻そう」ではなく
「カタチを変えよう」ではないといけないかもしれない。
がんばりますよ、がんばりましょうね!