がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

日本スポーツマスターズの中止/報道は私たちを映す鏡

【5/30のnote記事の再掲】 ■日本スポーツマスターズが中止 愛媛県で、9月に開催される予定だった「日本スポーツマスターズ2020愛媛大会」の中止が発表されました。愛媛県下11市5町36会場で、水泳、サッカー、テニス、バレーボール、バスケットボール、自転車競技ソフトテニス軟式野球ソフトボール、バミントン、空手道、ボウリング、ゴルフの13競技が行われることになっていた大きな大会です。参加者の条件は、競技によって異なる場合もありますが、概ね「35歳以上」。そして、主催は、日本スポーツ協会・開催都道府県。 ちなみに、2022年には、岩手県を会場に開催されます。 こんな大きな大会が開催できなくなり、出場を目指してがんばってきた皆さんや、これまで準備にあたられてきた皆さまは、残念に感じていることでしょう。 ■ニュースでは 一日明けた今日・5月30日、 わが岩手日報は、大会が中止になったことを、22行の事実を伝える記事にして載せてくださいました。 NHK愛媛放送局は知事のコメントを入れてニュースにしています。
日本スポーツマスターズ 中止に|NHK 愛媛のニュース ことし9月に愛媛県で開かれる予定だった35歳以上の選手のスポーツの祭典「日本スポーツマスターズ」が、新型コロナウイルス感染… www3.nhk.or.jp
でも、全国高校総合体育大会(インターハイ)や全国高校野球選手権夏の甲子園)が中止になった時の報道とは、比べようもなく小さな扱いです。 なんだろうな…と思うのです。 ■スポーツ振興計画をみると 国の第2期スポーツ振興計画の中の「今後5年間に総合的かつ計画的に取り組む施策」の最初にはこうあります(→ https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop01/list/1372413.htm
スポーツを「する」「みる」「ささえる」スポーツ参画人口の拡大と, そのための人材育成・場の充実 【政策目標】 ライフステージに応じたスポーツ活動の推進とその環境整備を行う。その 結果として,成人のスポーツ実施率を週1回以上が 65%程度(障害者は 40 %程度),週3回以上が 30%程度(障害者は 20%程度)となることを目指す。
最終的に目指すものは「成人のスポーツ実施率」なのです。 そのために様々なスポーツ振興事業が行われているのですが、皆さんの興味は中学生・高校生の「部活動」が中心となっているのが現状だと、私は、感じています。 成人のスポーツ実施率ということから考えれば、スポーツマスターズのほうがインターハイや甲子園よりも重きのある大会だと言えそうな気がするのですが… (やっぱり、報道の影響かなぁ…) ■報道は私たちの鏡 と、人のせいにしようとしたのですが、 よく考えてみると、 報道機関は、みんなが知りたいことを記事にしたり、ニュースにしたりしているのだろうということに気がついたのです。 結局、今の私たちの中に「自分のスポーツ」がないから、スポーツマスターズを目指すよりも、中学・高校生のスポーツに楽しみを見つけざるを得ないのでしょうし、 大人になってからも、自分のスポーツを大切にしようねということを伝えてこなかった、私たちスポーツ関係者のありかたが、 報道のなかみに表れていると考えるべきでしょう。 報道のありようは、 皆さんの気持ちの鏡、そして、 スポーツ推進をしている人の価値の伝え方の鏡…なのだと考えたのです。 がんばりますよ、がんばりましょうね! #岩手のスポーツ #スポーツ基本計画 #日本スポーツマスターズ #報道は私たちの鏡