The purpose of local ramen.
Toyama black ramen and Kamaishi ramen are the same.
先週は、
スキー国体で、富山県に行って、
会議で、釜石市に行って、
またまた会議で、東京に行ってという日程。
疲れを感じる歳になりました。
さて、
富山には、富山ブラックラーメン、
釜石にも、釜石ラーメンというご当地ラーメンがあるのです。
当然どちらも食べてきたのですが、説明を読んでわかったことがあるのです。
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富山ブラックラーメンは、麺が太くて、しょっぱい味。
釜石ラーメンは、細麺で、薄口の味。
ずいぶん違うのです。
でも
富山ブラックラーメンの説明書きには
半世紀以上昔、ドカ弁やおにぎりを持った労働者のために、とあり、オヤッさんは濃い味付けでチャーシューのたっぷり入った、
「よく噛んで」食べるおかずの中華そばを考え出した。
(西町大喜→Link)
釜石ラーメンを食べたお店の壁の説明書きには
諸説ありますが、とあったのです。昭和の昔「釜石製鉄所」で働く多くの男たちが
灼熱の現場で多量の出た汗「塩分」を仕事終わりにラーメンを食べることで補給していたらしい。
そのためラーメンスープは、最後の一滴まで飲み干せるよう、あっさりとした味付けになり、
麺はスープとの相性やお客様を待たせぬようとのお店の配慮で細麺になったらしい。
(道の駅釜石仙人峠→Link)
富山ブラックラーメンは、カロリーをたくさん摂ることができるようにと、
釜石ラーメンは、塩分をたくさん摂ってほしいという気持ちで
味付けがなされているのでした。
目的は、どちらも働く人の健康を保つということでしょう。
まったく味の違うラーメンが、同じコンセプトでつくられているということに驚きました。
だれのため、なんのため…が一致しているのです。
スポーツでも
競技や種目が違っていても
だれのため、なんのため は一緒であるはずだと考えた
ご当地ラーメンでした。