がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

私たくさん間違っている/浅生鴨の伴走者

Watching the Paralympic Games from future by the novel. “The Guid runner” written by ASO Kamo. うんうん、と読み進んでいって、愕然としました。 物語の舞台は、未来だったのです。 浅生鴨の「伴走者」が文庫化されて、この前、発売になりました。 この前、 東京に出張する時に持っていって、 行きに「夏・マラソン編」 帰りに「冬・スキー編」を、夢中で、読み終えました。 物語そのものに感動するとともに、 パラリンピックを機会にとか、オリンピックを機会にとか いろいろ言っている自分が、 たくさん、たくさん間違っているのではないかと、不安になったのです。 もう一度、確認してみます。 そして、 そういえば、本も私の「伴走者」なんだよな…と。 ちなみに、 単行本は、2018年の発行です。 その時に読んでおきたかった。 【備忘の抜書き】 夏・マラソン
もともと国民の多くはパラリンピックにはほとんど関心をもっていない。2020年に東京でパラリンピックが開催された時には多少の注目を集めたものの、大会が終わってしまえば再び無関心が障害者スポーツを覆った。
冬・スキー編
2020年の東京大会以降、障害者スポーツでもメダルの獲得を重視するようになった連盟は、新たな選手を一から育成するよりも最初からメダルを狙える選手の支援だけに注力するようになった。障害者の自立支援という名目の下、自分の力で這い上がれるものだけがサメ[トを受けられる仕組みに変わったのだ。自立支援というと聞こえはいいが、つまりは弱者の切り捨てだ。 (浅生鴨、伴走者、講談社文庫、2020→Link
伴走者を読むきっかけは
そんなふうに、いろいろなものの時間をずらして、これまでとこれからを考えてみるだけでも、ずいぶんと妄想は膨らんでいく。 (略) 別の小説『伴走者』はマラソンの話なので、レース開始から何分何秒の時点で誰がどこにいて何をしているのかを、きっちりと考えた。 (浅生鴨,だから僕は、ググらない。,大和出版,2020→Link
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