スケート・アイスホッケーの国民体育大会で、青森県八戸市にいます。
今日は3日目。
今朝、朝食でホテルのレストランに行くと、カウンターの向こうの壁に
せ
という文字が目立つ賞状があることに気がつきました。
(ははあ、八戸名物「せんべい汁」だな!)
目を凝らして見ると、果たして、
「八戸せんべい汁おもてなしマイスター」の研修を終了して、
マイスターに認定しましたよという認定証です。
なるほど、せんべい汁のPRには効果的な取り組みでしょう。
こういうものを見ると、SNSにアップしたくなる私は、
当然、帰りぎわに写真を撮って良いか、お店の人にお許しをいただくのです。
今日も、
カウンターの中にいる女性に声をかけました。
忙しそうに手を動かしていたその方は、手を止めて、顔を上げて撮影を許してくださいました。
さらに、
わざわざ額の下まで行って、こう言うのです。
(額、下ろしましょうか?
うまく写りますか、このままで?)
***
気がついたのです。
#八戸せんべい汁おもてなしマイスター は、
せんべい汁を食べてもらう、広めるということではなく、
せんべい汁をツールとして、
八戸に来た人に気持ちよくなってもらおうという取り組みなんだということに。
調べてみると、こうありました。
八戸せんべい汁™おもてなしアカデミーは、お店で提供される料理の味などを統一しようとするものではなく、今朝の方は、この趣獅�理解していたに違いありません。八戸に来て八戸せんべい汁™を食べていただくお客様に、
飲食店の皆様からせんべい汁の歴史や鍋にせんべいを入れる背景、
また八戸せんべい汁研究所®や八戸発祥のB-1グランプリのこと、
さらには八戸の観光情報も含め、おもてなしの心で紹介していただくことで、お客様の満足度を高めて八戸のファンやリピーターになっていただくことを目的にしています。
私だったら、
手を止めず、チラリと相手の顔を窺っただけで「いいですよ」という以外のことはしないでしょう。
素晴らしいなあと感じた、八戸のおもてなしです。
***
せんべい汁マイスターは、
せんべい汁をとおして、八戸を楽しい街にするためにいます。
スポーツ指導者は
スポーツをとおして、だれを楽しくさせることが原点だったのかということを、
時々、確認しなければいけませんね。