引用から始めます。
Also Today, thinking about school sports club activities.
Inspired by publicity magazine of Japan sport association.
***引用、はじめ***
先日、昔好きだったラーメン店に20年ぶりに行きました。
「変わらぬ味」を売りにしている店ですが、残念ながらおいしいと思えなかった。
こちらの味覚が変化しているからです。
「『変わらない』と言われるためには、変わり続けることが大事だ」という、
人気ラーメン店「
一風堂」創業者の河原成美さんの名言を、
私は
座右の銘にしています。
(INTERVIEW
串カツ田中ホールディングス貫啓二社長に聞く 成功の秘訣は「不安経営」,
日経ビジネス2018年9月10日号52ページより)
***引用、おわり***
昨日、日本スポーツ協会の指導者向け情報誌
「Sport Japan 2018年9・10月号が届いていました。
その情報誌には、現在、
「
変わる学校スポーツ」という連載物があって、
友添秀則先生(
早稲田大学スポーツ科学学術員教授、日本スポーツ協会理事)の
『
「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」の背景』という
記事が連載されています。
今号で3回目。
今号は
多様なニーズに応える運動部活動、地域と連携した運動部活動 をテーマとして
●多様化する子どもたちのニーズに応える部活動を
●地域拠点による複数校合同チーム・1校複数チームの考え方
●大会の在り方を見直し参加資格を柔軟に
の3章建て。そして、結びは
…今回のガイドラインでうたっていることは、運動部活動を否定することではありません。(中略)
こうした日本独自の伝統であり、活力のある運動部活動を中核とし、地域と連携しながら、社会環境の変化、子どもたちの多様なニーズに適応させ、持続可能なシステムに組み替えていきましょうという提案です。
「スポーツ少年団」の発展が1964年の東京オリンピックのレガシーとして、日本のスポーツに大きな役割とインパクトを残してきています。そして。2020年大会では、こうした学校運動部改革により、これからの時代の日本のスポーツ環境の基盤を築くことが、レガシーとして語られるようになることを願っています。
これを読んだときに、
以前に読んで、今の私のベースになっている、こんな文章を思い出したのです。
つまり、ぼくにとって「出版社をつくる」ことは、「未来の出版を築く」ものでなければならなかった。でなければ、どこかの出版社で、これまでどおりの活動をしていればいいだけだ。
もちろん、それを否定しているわけではない。
ただし、自覚的であるべきだとは思っている。
何に対して自覚的であるべきかといえば、いま自分たちが精を出してやっている活動は、「かつて」よくできていたシステムに乗っかってのものであるということに対して、である。
あくまでも、現在乗っかっているシステムは、延命措置でしかない。そして、おそろしいことに、ぼくたちはそのシステムの上で、がんばればがんばるほど、「延命」に加担している。望むと望まざるとにかかわらず。
(三島邦弘,計画と無計画のあいだ---「自由が丘のほがらかな出版社」の話,河出書房新社,2011)
いかがでしょうか、
「かつて」よくできていたシステムに不都合が生じてきたので
「部活動の」未来を築く新しいシステムに変更することは
否定することではないのです。
創造に向かって、勇気をもって前進しましょう!
***
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■友添先生のお考えは
スポーツ庁のWeb広報マガジンにも載っています。
・非科学的“スロェ”はもう古い?
運動部活動
イノベーション
ガイドラインから読み解く子供目線の運動部活とは
【前編】が
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【後編】が
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■
スポーツ庁のWeb広報マガジンの8月10日付け記事として
「部活=学校」である必要はない!?
地域が主体となって子供たちのニーズに応える
「総合型地域スポーツクラブ」視察レメ[ト という記事も載っています。
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■紹介した三島邦弘さんの「計画と無計画のあいだ」は
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なんと、今は文庫にもなっていました。
この下線部です