がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

部活動は/スポーツ庁の概算要求

スポーツ庁から来年度・2019年度の概算要求が発表されています。

A draft of a new project to 2019 by Japan sports agency.

School Sports club activity.

その中には

岩手県でも、6月に部活動の指針が定められた、

最もホットな話題の「部活動」に関する事業も含まれていて、

(国は来年度、何をするのかなぁ…)と、中身を見たくなるわけです。

「部活動改革プラン」の要求予算額

今年度予算のおよそ2,600万円増の

1億6百万円

大きな五つの骨組みで「持続可能な運動部活動の体制整備に関する実践研究」を行ってゆくということは変わっていませんが

よく見ると、変化があります。

まず、ャ塔`絵の下に書いてある「事業内容」

生徒の多様なスポーツへのニーズに応じた取組や

 学校と地域が協働・融合した取組など」

 の文言が来年に向けて、追加されています。

5つの項目ごとに見てみましょう。

1 ニーズの多様化「ゆるスΕ等

  今年は

   『ニーズの多様化「ゆるスΕ「合同部」等』でしたが

  来年に向けて

   「合同部」が外れています。

  【課題】 変化なし

  【期待される効果】 変化なし

 

2 地域との協働・融合

  今年は

   『地域・家庭によるスポーツ活動への移行』でした。

  来年に向けて

   『地域との協働・融合』となり

   「家庭」と「スポーツ活動」の言葉がなくなりました

  【課題】 『生徒のスポーツ活動環境の確保』が追加

  【期待される効果】 変化なし

3 学校医・産婦人科医等との連携

  来年に向けて

   『等』が入りました

  【課題】 変化なし

  【期待される効果】 変化なし

4 競技大会の参加・運営の在り方

  来年に向けて

   『参加』が入り

  【課題】『合同チームの参加』が追記

  【期待される効果】 変化はありません

5 企業等との連携

  今年は

   『企業・クラブチーム等との連携』でした。

  来年に向けて

   「クラブチーム」の言葉がなくなりました

  【課題】 変化なし

  【実証事例(案)】 変化なし

いかがでしょうか。

私は、比較してみて、

2番目の項目「地域との協働・融合」が気になっています。

今年は

顧問教員の負担軽減…という課題を解決するために

地域や家庭と連携する…ということになっているのですが

来年に向けては

顧問教員の負担軽減…だけではなく

生徒のスポーツ環境の確保…も狙いとして

地域と協働・連携…してゆくという趣獅ェ見てとれます。

なお、

「合同部」は、

一つ目の項目から言葉が消えましたが、

四つ目の項目に書き込まれています。

活動としての「合同部」よりも

活動の成果を発揮する場である大会への「合同部」参加に

大きな課題があるとの認識だろうととらえています。

素晴らしいですね。

***

教員にも生徒にも不都合が出てきたといわれている「部活動」です。

指針を出してそのとおりにやってねというだけでは

まだまだ不十分。

私たちも

何のため、誰のため、を忘れないようにしながら

関心を持ち、

修正や拡充をし続けてゆかなければなりません。

***

平成31年スポーツ庁概算要求 は

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岩手県における部活動の在り方に関する方針 は

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