Boom and brust?
From the trend of number of high school applicants.
2月22日に
「平成30年度 岩手県立高等学校入学者選抜 志願者数一覧表」が公表されています。
岩手県には、
体育やスポーツという名前がついた学科やコースや学系が、合計4クラスあります。
・盛岡南高校 体育科 1クラス
・盛岡南高校 普通科体育コース 1クラス
・花巻南高校 普通科スポーツ健康科学学系 1クラス
で、定員は合計160人。
これらの志願者の推移が気になっていたのです。
岩手県には推薦入学と一般入学の二つの方式がありますが、
それぞれの志願者を合計した人数(推薦不合格で一般を再び受験する人もいるでしょうから、延べ人数となる可能性があります)の推移です。
次のような傾向でした。
第71回国民体育大会と第16回全国障害者スポーツ大会が岩手県で行われた平成28年に、体育・スポーツを専門的に学ぼうとした志願者は、
前年からぐっと増えて
のべ232人。倍率は1.45倍です。
(すごいなあ、イベントのチカラ!機運醸成の成果!)
と思っていたのですが、去年、今年と着実に志願者を減らしています。
来年・30年度に体育・スポーツを学ぼうと考えている中学生は
この5年間の最低の人数となりました。
岩手のスポーツを応援している私にとって一大事です。
そして、
どこかに国体・障害者大会開催の「負のレガシー」があって、それに気がついていないのではないかと心配しています。
スポーツ実施率を調べてみましたが、
グラフを重ねてザワリとしています。
志願者数とスポーツ実施率が重なっているのです。
来年を下げてはいけません。
大きなスポーツイベントが終わって、2年。
さあ、知恵のしぼり時。
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■志願者の推移は
岩手県教育委員会の「岩手県立高等学校入学者選抜志願者数一覧」から、
■スポーツ実施率は
岩手県の「主要施策の成果に関する説明書」から拾った数値です。