さて、
第70回国民体育大会の岩手県選手団の成績に関する3回目の記事です。
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天皇杯(男女総合得)の1,099点のうち、
参加得点の400点(40競技×10点)をのぞく得点を
競技得点といい、
岩手県は699点を獲得しました。
これは、
参加40競技中、25競技で獲得したもので、
その得点、獲得競技数ともに
大幅に採点方法が変更となった、
2巡目の第43回京都国体(昭和62年=1987年)以降、
最高です。
素晴らしい!
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何の競技が何点取ったの…
ということをお知りになりたいでしょう。
とりあえず、
この表です。
あ、すみません、70回大会だけです。
推移をご覧いただきたい方は
平成27年〜平成15年までのものが
平成14年〜昭和62年までのものが
見られるようになっていますので、
ご覧ください。
天皇杯順位は得点がすべてですから、
点数順に並べると
こんな具合です。
よくがんばりました!
見ると、
同じ点数を取った競技が並んでいます。
24点…ボクシングと柔道
21点…挙ケと山岳
12点…なぎなたと自転車
さっきも書きましたが、国体順位は得点がすべてですから
たくさんとった競技がえらいのであって、
同じ点数は同じだろう…と考えるのが普通ですが、
この私、時々、普通じゃなく考えてしまいます。
(競技ごとに、総得点が違いはしないだろうか…)
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がんばりました。
競技の総得点をしらべてみました。
果たして、
水泳の総得点は 2,484点
クレー射撃の総得点は 216点
十倍を超える開きがあります。
そこで、
得点がすべてなので
何の意味もないのですが、
岩手県の得点が、その競技の総得点に占める割合を調べてみました。
右の表です。
あ、
全得点の計は、岩手県が0点だった競技の分が入っていますので、
表の縦計があわないのは間違いではないです。
さて、
ボクシングと柔道は、
取った得点は24点、総得点は576点で、その占める割合が4.2%
全く同じです。
挙ケと山岳も、21点・864点・2.4%、同じです。
ああ、何も違わない、無駄だった…。
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しつこい私は、今度は、
(総得点と、一つの都道府県が取れる満点は、違うんじゃないか…)
と考えました。
何度も書きますが、
得点がすべての国体順位には、何の関係もないことは重々承知です。
でも、
調べてみたくなるのです。
満点を調べるのは骨が折れます。
全種目に出られるとは限らない(要項で、エントリー数が決まっていたり)、
1位から8位に、複数人が入賞する種目と、そんなことはない種目が混在しているので、
満点を調べるのは、あきらめました。
そのかわり、
今年の国体の競技で一番点数を取った都道府県=競技優勝都道府県の点数(競技優勝得点)を
目安にすることにしたのです。
それが、これ。
あ、
競技優勝得点の縦の計があわないのは、さっき説明した理由です。
ご覧ください、
ここで、ぐぐっと、差が出てしまいました。
ボクシングは
競技総合優勝県の
44.9% の得点をとったのに対し
柔道は
26.6% でした。
また、
挙ケは 26.6%
山岳は 19.4%
何が言いたいかというと
まだまだ、
点数は取れる競技がたくさんあるんです…
というほどのこと。
そんなの皆さん、ご存知で、
割合なんかじゃなくて、点数がすべて…ということも承知していますが
せっかく調べたので、
こんなに長い記事にしてしまいました。
ここまでお読みいただいた皆さまの
お時間を無駄に使わせたことを
心より
お詫びもうしあげます。
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しかし、
三冠王は「ホッケー」
でゆるぎなし。
みならわないといけませんね。