がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

肌感覚を数値にする

さて、

連休前の前回の記事は、

第70回国民体育大会岩手県選手団活躍に関連して、

「女子大躍進!」とし、でも、

「満点が違うでしょ、カテゴリーごとの。

 それを見なくちゃだめでしょ、という疑問には後日、お答え」する、としていました。

で、

今日は、そのお話。

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まず、この10年間の国民体育大会の、岩手県選手団の「種別」ごとの得点推移をご覧ください。

(注:成年と少年が一緒になったり、男女の別がない場合もありますが、その種目は、それぞれで得点を按分しました。)

女子は

10点台の得点しか取れないときもあったことがわかります。

過去の得点と比べると、やっぱり、大躍進です。

女子強化が課題であるとして、

さまざまな手立てを行ってきた成果が現れてきた、と、確信しています。

でも、

男子と比べると、まだ、50点ほどの差があります。

この差は、つめられなければなりません。

***

ここで、まてよ…です。

国体では、

ラグビーや、ボクシングや、レスリングや、スキージャンプや、アイスホッケーなど

男性しか行わない競技があるし、

シンクロナイズドスイミングや、新体操や、なぎなたなど

女性しか行わない競技もある。

男女の総得点は同じのなのだろうか…と不安になりますね。

調べました、この連休で。

今年の第70回国体(冬秋の合計)の競技得点を。

こうでした。

 ◆成年男子 9,824点

 ◇成年女子 6,157点

 ■少年男子 9,755点

 □少年女子 5,993点

あらっぽく言えば

男子は、成年も少年も 9,800点ほど

女子は、成年も少年も 6,000点ほど

こうなれば、

岩手県はそのうちの何パーセントにあたる得点を取ったかが気になります。

乱暴ですが、今年の総得点を分母に、

過去5年の種別ごと得点率を出してみました。

これです。

点ではなく、率をみると、

今年は、成年も少年も

女子が男子の得点率を上回った記念すべき年なのです。

何が言いたいか、というと、

「女子、大躍進!」であることはそのとおりなのですが、

「男子、不振を脱せず!」も見えているんだよ…

がんばれ、男性!

ということです。

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ほう、おもしろい。

それぞれの競技でも、

そんなふうに比べられるんじゃないの、

ほめてあげる競技、

励ます競技、を見つけられるんじゃないの…

というお話は、また後で。

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参考資料は

私のHPからたどれる→ http://www.rnac.ne.jp/~hirafuji/

国体の成績一覧→ http://www.rnac.ne.jp/~hirafuji/sougou/kokutai.htm

です。