昨日、一昨日と、第68回国民体育大会(スポーツ祭東京2013)に行ってきました。
選手・監督を支援する、本部役員としての参加でしたが、仕事の都合で、すぐ帰ってきてしまいました。
ごめんなさい。
行ってきた証拠は、ほら、この写真。
総合開会式のNHKの放送画面の写真を、facebookにあげてくださった方がいました。
ありがとうございます。(あ、むかって左側です)
今年の入場行進の岩手県選手団のテーマは 「 with a smile 」でしたが、行進している自分たちでは確認のしようがなく…
でもこの写真で、テーマにそった行進が行われたことがわかりますね。
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東京の国体は、これまでのあちらこちらの国体と違います。
開会式は夜でした。
ですので、前の晩から泊まる必要もありませんでした。
そして、
ホテルから開会式場へ貸し切りバスで送り向けしてくれる「計画輸送バス」もありませんし、
最寄駅から会場までの無料シャトルバスもありません。
すべて移動は公共交通機関。
(あ、そのかわり、1500円のSuicaが配布になっています。しかも、記念バージョン。)
いつもの国体の30倍は歩いています。ヘトヘトになります。
(なんだか、風情に欠けるなあぁ〜)
と、昨日までは思っていましたが、とんでもない人たちが住んでいる街だということがわかりました。
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昨日は、まず、卓球会場でした。
そこから、路線バスに乗って、府中市の「郷土の森総合体育館」に向かいます。
まん中のドアからは乗り切れず、前の扉からお客さんを乗せて、やっと乗れたほど、バスは満員。
(へぇ〜、こんなに国体に行く人がたくさんいるんだなぁ)
「体育館入口」ではなくて「公園入口」が終点でしたので、そこで降りると、早い時間なのに、すごい人です。
(卓球の人気は、すごいんだなあ…)
でも、違っていたのです。
ほとんどの人は「郷土の森」に来た人たちだったのです。
交通公園、市民プール、総合体育館、バーベキュー場、博物館、観光物産館がある大きな公園なのです。
お弁当を広げている家族連れがたくさんいますし、フリーマーケットも開かれています。
私たちは、
スポーツ大会を開催して、その力で、人を集めようとしています。
でも、
府中市では
人の集まるところで、スポーツ大会をしようとし、実際に、そうなっています。
考えてみれば、
私たちにとっては、スポーツが「非日常」なのです。
府中市の皆さんにとっては、「通常の休日」の中にスポーツが入ってくるのです。
(すごいな、府中市。まだまだ、だな、自分)
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フリマの会場にある屋台で、ホットドッグと焼きそばパンを買い、国体のために建てられた大きな天幕の下で、どう見てもピクニックの家族連れと思われる人を横目に昼食をとり、サッカー会場へ移動です。
多摩市立陸上競技場への通り道の
川の堤防では、
とんでもない数の人たちが、走ったり、歩いたり、自転車に乗ったりしています。若い人もたくさんいます。
盛岡では目にすることのない風景でした。
(すごいな、東京の人。まだまだ、だな、盛岡)
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オリンピックを開催しようとしている東京にとって、
国民体育大会は「日常」に呑み込んでしまえるほどの大きさなのだということです。
総合開会式場の「味の素スタジアム」は、約5万人の観客を収容できます。
満員になることはあまりないでしょうが、毎週のように、スタジアムに1万人単位のお客さんを集めているのです。
たぶん、国体の開会式も「日常」のレベルなんだろうと思います。
東京の人たちは
週末に家族でピクニックに公園に出かけたり、友達とランニングしたり、スポーツ観戦したり、ということが「日常」なのです。
(すごいなぁ、東京に住んでいる人たちは…)
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じゃあ、気を取り直して。「 with a smile その2」の写真をご覧いただきましょう。
多摩市の、サッカー会場です。
ちがう、ちがう、手をつかんでいるんじゃなくて、キティ―ちゃんが握手を求めてきたんです。
あ、なんで多摩市にキティ―ちゃんが…ということは、岩手日報記事をお読みください!