さまざまなことが、モクモクと湧き上がってきて…
でも、皆さん、黙々と取り組んでいらっしゃいます。ありがとうございます。
さて、
今日、行ってきたところです。いったい、どこでしょうか?
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「地域活性化サイト Lactivator」というサイトの
『リピーターこそまちおこしの命』という記事を読みました。
レガシーってこういうことだったのかぁ!
と、納得しました。
『ヒステリシス』
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スポーツイベントは一過性のものであってはならない。
後に何を残すことができるかということが重要である。
しかも、
競技施設などの「ハード」で残すのではなく、システムなどの「ソフト」を残すのである。
とかなんとか言っていましたが、どうもしっくりと来ていなかったのです。
ですから、
具体的に何のこと、それ…と問われても、相手の人に納得していただける説明もできるはずがありません。
でも、
みなさん大人です。
「レガシーを残す」という「耳あたりの良い言葉」に、ちゃんと反応してくださって、しっかりと頷いていただいていました。
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『リピーターこそまちおこしの命』から引用します。
2007年に石見銀山が世界遺産登録されましたが、この時の観光客数はどうだったのでしょうか。2000年代前半、石見銀山への観光客数は約30万人でした。
しかし登録された2007年やその翌年には年間約80万人と、観光客数は2倍以上の大きな伸びを示しました。しかしその後減少し、現在では約40万人程度となっています。
これが何を示しているかというと、世界遺産登録というのはある種のブームをもたらすという事です。
言い換えれば、ブームはあくまでブームに過ぎないので、ブーム終了後観光客は減少してしまうのです。
しかし、世界遺産登録が全く意味がないかを言われるとそうではありません。
注目すべきは世界遺産登録前の約30万人の観光客数から、ブーム時よりは減少したとはいえ、現在でも約40万人と、約10万人観光客が増加しているという事です。
ブームは所詮ブームなのですが、それが終わってもブーム前に戻るのではなく、高止まりしてその効果はしばらく継続するのです。
これを専門用語では「履歴効果(ヒステリシス)」と呼んでいます。
この図も参考にしてください。
レガシーって、こういうことだと思います。
スポーツイベントの開催で、
「ブーム」として増えた、スポーツをしたり、スポーツを見たり、スポーツを支えたりする人のうち、
できるだけ多くの人に、
イベントが終わってからも、スポーツをしつづけたり、スポーツを見に行ったり、ボランティアとして支えつづけたりして、「スポーツのある一日」を送っていただくということ。
蛇足ですが、こういう記述もあったのです。
リピーターの効果を活かすにはブームが終わってからでは遅いと思います。ブームの時、『また来たい!』と思ってもらえるかがャCントです。
「ヒステリシス」の概念を用いれば、残る財産が計測可能となります。目標もきちんと立てることが可能です。
そんなこと知ってるよ…というひとがたくさんいらっしゃるとは思いますが、
このことを、今日知った私は、これからも、がんばりますよ。
がんばりましょうね!
『リピーターこそまちおこしの命』は、 この下線部をクリックするとお読みいただけます。是非、お読みください。
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あ、クイズの答え…秘密です。