連休明けは、つらいですね。
でも、帰り際に見えた岩手山がとても綺麗で、元気が出ました。
しばらくしてから、もう一度みると、もはや真っ暗です。つるべ落としとはこのことかな…と。
でも、帰り際に元気を出してもしょうがないですね(笑)
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さて、
調べ物をしていたら、「影響圏人口」や「商圏人口」という言葉に巡り合いました。
Jリーグやプロ野球などのスポーツイベントに関することです。
どうやら、
「球場に気軽に足を運ぶファンの居住地は、概ね球場より1時間が目安であるという」という考え方があり、関東圏・関西圏ではそれが「同心円30�q圏」に一致するのだそうです。
(株式会社価値総合研究所 戦略調査第一グループ 主任研究員 山口 まみ「球団本拠地-地域密着型経営へ変貌しつつあるプロ野球-」)
その30�q圏の考え方を踏まえ、
スタジアム周辺約30�qから何人に一人が来場したら満員になるか…というデータが示されていました。
スタジアムの場所、収容人員に違いがありますし、2008年以前のデータですのでご注意いただきたいのですが、次のようなデータが示されていました。
(株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役・社団法人日本プロサッカーリーグ理事 三ッ谷洋子「Jリーグマイナースポーツからメジャープロスポーツへ‐その舞台裏とビジネスモデル」)
鹿島(鹿島アントラーズ)の場合は
30�q人口が「787,172人」、カシマサッカースタジアムの収容人員が「39,026席」であることから
現在は「50人に1人」が来場しているが、満員にするためには「20人に1人」にしなければならない。
新潟(アルビレックス新潟)の場合は
30�q人口「1,292,382人」、ビッグスワン「42,300席」
現在は「34人に1人」が来場、満員のためには「31人に1人」
この数字がどういう意味を持つものかというということを知るために、浦和(浦和レッズ)の場合と比較してみて驚きました。
30�q人口「16,822,789人」、埼玉スタジアム「63,700席」
現在は「367人に1人」、満員のためには「264人に1人」
鹿島と新潟は「桁違い」に人を集めています。
きっと、すごい考え方に基づいて、すばらしい努力をしているのでしょう。
さて、盛岡のお話です。
昨日、盛岡南公園球技場で行われた
ラグビートップイーストリーグ「釜石シーウェイブスRFC vs 横河武蔵野アトラスターズ」の記事が今朝の岩手日報に載っていました。観客数は「913人」とありました。
そこで、
30�q圏内を盛岡、矢巾、紫波、雫石、滝沢と乱暴に仮定すれば、
昨日の盛岡のラグビーの場合は
30�q人口が「424,888人」(22年3月、住民基本台帳から)、
盛岡南公園球技場の収容人員が「4,946席」(片面使用)であることから
観客数913人の場合は、
現在は「465人に1人」が来場しているが、満員にするためには「85人に1人」にしなければならない。
ということになるでしょう。
首都圏とは比べることが難しいので
山形(モンテディオ山形)のデータと比べてみます。
30�q人口「614,709人」、NDソフトスタジアム「20,315席」、
現在「131人に1人」、満員のためには「30人に1人」。
盛岡圏内の人は、山形圏内の「3割程度」しか見に来てくださっていない…と言えると思います。
これでは、まずいのです。
悩んでしまいます。
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◇しかし、天才ですね!
◆へへへへへ、そんなに褒めても何もでないよ!
◇けなしてるんです!
◆な、何を貶してるの!?
◇都合のいい数字を使って人の心を惑わす天才です。
ラグビーの 913人 じゃなくて、この前のbjリーグの 4,203 人を使ったらいかがなんですか?
◆げげげ、気がついていた?
白状すると、ちゃんと計算済みで、
行った人は「101人に1人」、満員のためには「84人に1人」が必要でした。
◇ほらね。
◆それでも、アントラーズやアルビレックスの、二分の一、三分の一の動員率です。
だから、危機感をあおるため、極端な数字を使わせていただきました…(汗)
◇はいはい。
だから、おしゃべりが、突っかかったりリズムが悪かったりするんですね。
◆か、関係無いでしょ!
◇法螺ばっかり吹いているし、滑舌が悪いし…両方の意味で
おおかみ中年!
◆ぎゃふん。
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数字といえば、この話、信じていいのかな?
学会で発表されるほどのものなので本当なんでしょうが、何か違うような気がするんです。