お詫びごとで、ある小売店に電話をしました。
朝に、
旦那さんとお話をしましたが、話が終わると『ガチャン!』と電話を切られました。
(あ、怒ってる)
午後に、
処理終了の電話をすると、今度は奥さんが出ました。今度も『ガチャン!』と電話が切れました。
(あ、奥さんも、怒ってる)
その後、
旦那さんから電話がきました。「早速の処理、ありがとう。感謝している。」という電話です。
でも、
やっぱり電話は『ガチャン!』と切れました。
(あれれれれ、感情に関係なく『ガチャン!』と切れる電話だったんだ)
電話機そのものの構造が受話器を置いたときに音がでるようになっている、
あるいは、電話の設置場所などの関係で音が出てしまうのか、
いずれにしても、だれがどんな感情で置いても、相手をビクリとさせる電話だったのです。
自分で、自分の受話器を置く音を聞くことはできません。
さて、気づかないうちに、私もほかの人を不快にさせたり驚かせたりすることをしていないだろうか…
と思った、風邪気味の金曜日でした。
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2010年2月に岩手県八幡平市で第47回全国中学校スキー大会が行なわれ、その実行委員会が設立されたという記事が岩手日報に載っていました。
八幡平市が1,500万円、県が600万円、岩手県中学校体育連盟が600万円を主な財源とし、
今年度予算総額は 4,215万円とありました。
つまり、八幡平市は予算総額の36%を負担するわけです。
八幡平市の09年度の一般会計総予算額は、157億560万円ほどですので占める額はほぼ1%となります。
施設を持つ街の誇りと伝統でしょうか、
いずれにせよ、八幡平市は、人もお金も提供しつづけて、スキーの文化を育んできたのです。
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「理論訴求メッセージ」をごぞんじでしょうか。
昨日、私の手許に届いた、
日本体育協会公認指導者の情報誌「スポーツジャーナル」に載っていた
totoの広告を見て衝撃を受けました。
前サッカー日本代表監督オシムさんのお顔に衝撃をうけたのではなく、下の文章に、です。
スポーツは、育てるものだと思います。
スポーツとは何でしょう。
見て楽しむもの?やって楽しむもの?どちらも正解でしょう。
しかし、完璧にエレガントな正解とは言えません。
スポーツとは、育てるもの。
人の心を育て、体を育て、チームワークを育て、夢や情熱を育てるもの。
そして、そのスポーツもまた、育てられることを必要としています。
スポーツには人生と似たところがあり、
何かを成し遂げようと思えば、必要な条件を整えなければなりません。
スポーツが人を育てるように。
人もまた、スポーツを育てていく必要と責任があるのです。
日本での6年間は、わたしにとって複雑な6年間です。
やり遂げた、と自己評価できる部分もありますが、やり残したことも多い。
経済の影響で日本が元気を失いかけている時に
日本を離れなければならないことは、わたしの人生の中でもかなりつらい決断でした。
ですが、わたしは願っています。
日本のみなさんが、日本のスポーツに愛情を持ち、育てていくことを。
そして、そう遠くない将来、日本のスポーツが世界を驚かせる
大きな、魅力的な果実を手にすることを。
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◇私、最近、
「スポーツを育てる街」がある一方で、「スポーツを消費するだけの街」もあるような気がしています。
◆なるほど。
◇もしかすると、
スポーツに対する愛情を「持っている街」と「持っていない街」といってもいいかもしれません。
◆なるほど。
◇ところで、この前の盛岡市の集まりで、
岡野俊一郎さんが仰りたかったのは、この、オシムさんの言葉なんじゃないんですか。
◆「人もまた、スポーツを育てていく必要と責任があるのです」というフレーズかな?
◇みなさん、気がついたのかしらね?
やっぱり、愛情ですよね、愛情。
◆そうか、じゃあ、一曲。
♪ くちびるぅ〜 よせればぁ〜 なぜか しびぃれるぅ〜 あか〜い ぐらぁ〜す よぉ〜 ♪
◇な、何ですか、いきなり!?
◆「赤いグラス」だよ、アイ・ジョージの。
◇そ、そんな歌、し、知りません!昭和40年発売らしいですよ!