「仕事納め」の今日は、
事務所にさっぱり人がいなかったり、「岩手21赤べこ野球軍団」解散のニュースが流れたり、
実は頼りにしていた職員が今日で辞めたり…
私たちには、人を引き留める力がないんだなぁ、と、つくづく、悲しい気持ちになっていましたが……夕方に大逆転!
【その1】
今日のIBC岩手放送ラジオ「イヴニング・ナビゲーション」のお客様は、
全国高校バスケットボール選抜優勝大会(ウインターカップ)で県勢初のベスト8に進出した
盛岡市立高校の皆さんでした。
昨日、準々決勝で、秋田・能代工業高校に破れたことを知り、すぐに監督の室岡先生に連絡を取っていただきました。
今日の夕方5時ごろ盛岡に到着するので、その足で、ラジオに出てくださるということでした。
平:どなたがお見えになりますか?
室:キャプテン井上、エース鍬形…、マネージャーの佐々木恭平も是非お願いしたいのですが…。
平:(マネージャー!?へえ、めずらしい。)いいですよ、こちらこそ、よろしくお願いします。
室:あと、もう少し連れて行く人間が増えるかもしれません…
平:いいですよ、こちらこそ、よろしくお願いします。
ここ数日の地元新聞は、盛岡市立の快進撃で大賑わいです。
そういえば、キャプテンや他の選手のことは、いろいろと記事になっています。
でも、マネージャーのことは一切触れられていません。
それが当たり前だと思ったりもしていますが、
(そうか、大切なチームの一員だから、ラジオでお話をさせたいんだな、監督さんは。)
と、また、勝手に想像しました。
聞けば、監督の先生が練習に出られない時は、笛を持ってコートに立っているそうである。
つまり、監督にある範囲での練習を任されている人である。
ア:どうですか、佐々木君はマネージャーとして、この大会は…
恭:1回戦で、私が声を出してチームをまとめるべきところを上手くできなかったんです。
2回戦からは、そこらへんが上手くいったので…
放送が終わって、選手たちが先にスタジオから出る。
しばらくして、監督さんや私たちが廊下に出ると、佐々木君が待っている。
恭:あ、先生、選手たちは、先に、一階に降りるように指示しました。
室:あ、ありがとう。
(そうか、水を出したりスコアつけたりするのが本当の仕事じゃないんだな。
チーム全体の士気を高めたり、
コートの中にいては気がつかないことを指示したりする、重要な仕事を持っているんだな…
そして、そのマネージャーをラジオに出したいと仰る監督さんも、すばらしいなぁ)
【前列左から:加藤アナウンサー、室岡監督、風見アナウンサー、後列左から:井上豊貴主将、
鍬形信仁選手、小林広之選手、佐々木洸選手、熊谷克哉選手、佐々木恭平マネージャー】
【その2】
放送が終わるやいなや、私の携帯電話が胸ャPットで震えだしました。
見れば、運動具小売店の営業の方からです。
(なんだろう、冬季国体がらみのトラブルかなぁ…)と思いながらも、
終了後のいろいろな手順があるので、電話に出ることはできませんでした。
放送終了8分後に放送局の玄関を出てから、その方に電話をかけました。
平:すいません、出られませんでした。なんだったでしょうか?
桜:もう、市立の選手はいませんね、周りには…
平:いますよ、今、お迎えにいらした親御さんの車に乗るところですよ。
桜:ああよかった!マネージャーの恭平君を出してください。小さい時からずーっと知っています。
よくやった!がんばった!と、直接、言ってやりたいんです。
【その3】
放送前にロビーのソファースペースで、打ち合わせをし、選手たちがトイレからもどり始めたあたりに、
背広姿の十人ほどの集団が、テレビスタジオのほうからやってくる。
(あっ、会長!)
新聞に、今日のIBCニュースエコーに「県知事が生出演」とあったことを思い出しました。
黄色いジャージ姿の高校生に気がついたようで、(おやっ)という表情をなさる。
「盛岡市立高校のバスケット部です!」と、無礼にも、声をかけると、
一瞬の戸惑いのあと、足を止め、選手のほうに向き直って、結構長い時間、(よくやった)という趣獅フことを、直接、仰ってくださった。
畏れながら、立派な会長です!
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◇ああ、いいことがありましたね、最後に。いい、年越しになりそうですね。
で、会長がお話されている写真は?
◆あ、慌てていて、写真を撮りそこなったんです…
◇今年最後の放送だけに、「とり」そこないはいけませんねぇ。
◆(で、出た。お、オヤジギャグ!)…はいはい。