オーストラリアに滞在中の、
ラグビー岩手高校選抜の及川ヘッドコーチからの、今朝のメールです。
昨日は地元チームとゲームを2つ行なっています。
(試合のメンバー・戦評 by 藤枝副団長 は ここをクリック すれば見られます=pdfファイルです)
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7月24日、現地チームとの試合がありました。
結果としては2試合行って1敗1分という事で、
勝利とはいきませんでしたが、
選手みんなが異国の環境の中で戸惑いながらも、
全力を尽くしたプレーの連続で、何度も会場を沸かせてくれました。
今日感じた事を一つあげると、「アウェーの洗礼」という事です。
とにかく日本で当たり前の事が通用しない。
まず、試合会場に到着すると誰もいない。
本当にここで試合なの?と皆が半信半疑でいたところ、現地担当の人から間違いないと
のこと。
予定試合時間40分前になってもだれも来ないしこれは絶対に間違いだと思い始めた時、
おもむろにそれらしき選手がャcリャcリと集まり始めました。
こちらは日本での試合と同じように、気合いをかけてのりこんできたのですが、相
手はのんびりムード。
結局相手チームが揃って、ユニフォームに着替え終わったのは開始5分前!
こちらは1時間前から準備していたというのに。
でも試合となると開始と同時に激しいプレー。
これは文化の違いというか、人種の違いというか、とにかく驚かされます。
レフリングの感覚や、タッチジャッチ、ボール係がいないなど戸惑うことをあげたらきりがない。
「これがアウェーの戦いだ」と選手を激励しながら終わったのですが、宿舎に戻ってスタッフ同士で話しているうち、
「これが普通で日本がきちんとしすぎているのかも」という方向に話が進んでいきました。
たしかにオージーはかなり適当な部分があり、何に対しても「問題ない」で片づけてしまうそうです。
でも、逆に日本人は細かいことに気を遣いすぎているのかなとも感じました。
きっと選手達もそんなことを感じてくれたのではないかと思います。(及川)