がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

残念無念

◇昨日から、なんか、お悩みになっていると伺いましたが。らしくもない…

◆これ、アップしていいものだろうか…と

◇どれどれ………………………!。

 ご自分のブログですし、個人的なブログです。

 他の方がどう読もうと、あるいは、読むまいと、構わないんじゃないですか?

 アップなさい!そして、明日から、バリバリ仕事をしなさい!

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【ニュースにひとこと】

自分の知っている方が、事故で亡くなったニュースが、目の前で読まれる。

ガラスの向こうの部屋からイヤホンをつうじて「ニュースにひとこと、ありますか?」。

(いつもは時間がもったいないので「なし」ですが…)

『あります…』

【ご配慮】

ラジオでお伝えしたい内容は、事前に、ご一緒する加藤さんにメールで送っています。

資料が届いたということと、時間調整の要不用などが、返信されてきます。

先週は、スキー国体のエントリーでメチャクチャになっていたので、前日の木曜日に、やっとお送りしました。

「悲しい事故があったようですが、取り扱いは放送前に相談しましょう」という主獅フ返信。

(ああ、ありがたい。ニュースでは読まれない「太野さん」を皆さんにお伝えできる。)

番組のオープニングには、その日の話題などをお話していますが、

 かざ:「今日のオープニングは…?」

 かと:「事故でお亡くなりになったニュースがあるからなぁ…」

 かざ:「…じゃあ、「こんばんは!」と紹介だけで、ニュースに入りますね。」

(ああ、ありがたい。お話できる時間が増える。)

【思うようには】

いくら、ご配慮いただいても、私の知っていること、調べたことの、すべてをお伝えは出来ません。

この場で補足させてください。

 ▼昨夜(25日)のテレビニュースで

 ▼24日に、ニュージーランド南島のアオラキ・クック山で、日本人が転落し、お二人が亡くなった事故が報じられた。

 ▼亡くなった方のお一人は、岩手県山岳協会副会長の太野隆夫(ふとの たかお)さん

 ▼太野さんは、岩手県山岳協会では、93・94年 事務局長、95・96年 副理事長

  97年から2000年の4年間 理事長、現在 副会長

 ▼理事長をおつとめになった4年間には、次のようなことがありました。

  ・県営運動公園にクライミングボード建設

   (98年:設計の段階から加わり「世界でただ一つのオリジナルボード」が完成)

  ・岩手山の火山活動による3年間(98年〜00年)の入山禁止期間の大会運営

   (県民大会・東北総合体育大会の直前会場変更。99年の全国高校総体(インターハイ)の会場変更)

  ・入山解禁(00年7月)のための協会員の常駐監視員の確保

   (「条件として、監視員が2名、八合目非難小屋に常駐すること」。初年は49名の協力者)

 ▼競技登山の面では

  日本山岳協会の国体委員として活躍、01年宮城国体審判長

  県選手の監督として83年群馬国体成年女子総合4位、96年広島国体成年男子総合7位

  なお、県山岳協会は94年に選手強化委員会を設置。

   ついで95年に「数十年ぶりに」選手強化本部を復活。副理事長であった太野氏がまとめ役となった。

 ▼また、県山岳協会指導員会の会長として170人の指導者をまとめる

最後にお話をしたのは、陸上競技から転進した新妻選手の参加資格についてのお電話でした。

その後、たぶん、県民体育大会のクライミング会場でも、傘をさしながらお話したはずです。

お人柄もすばらしい方でした。

【井上めぐるさん】

お亡くなりになった方のもう一人は、井上めぐるさん。

岩手大学農学部大学院を出て、東北農業研究センターにおられ、昨年4月まで岩手県に住んでいたとのこと。

調べてゆくと「岩手大学スキー部」の文字が…

コーチをなさっていた方を、よく知っている。

確認のため電話をすると、奥さんが出られ、今、出かけていると言う。奥さんも、よくご存知の方だという。

多くは、お話せずに、電話を切った。

自転車で、IBCに向かう途中、県庁前で携帯電話が鳴る。しばらく鳴っている。

自転車を停め、ジャンバーを開き、上着の内ャPットから電話を取り出すと、

(あっ、岩手大学のコーチをなさっていた方)

25日の朝に電話が来て、何の話かわからなかったこと、卒業後も自転車チームでお付き合いがあったこと…。

電話の向こうで、言葉がつまっているのがわかる…「お悔やみの電話でした。では…」が精一杯。

【最後に】

人生最後の登山で下りてこられなかったことを、ご本人たちは、私たち以上に悔しがっていることと…。

それ以上に、ご遺族をはじめ、関係の深かった方々の心痛はいかばかりかと…

ご冥福をただただお祈りするばかりです。

私も、身近な人を病気で何人か亡くしていますが、(ご意見はたくさんあろうかとは思いますが、あえて書きます)個人的には、人の死は『残された者がどう生きるか』という問題提起だと感じています。

「縦走」から「ボルダリング」になる国体の山岳競技。普及は!? 施設は!?

あと9年に迫った2巡目の国体。強化は!?  施設は!?

ご一緒に考えたかったのですが…がんばります。