がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

あまりを作る

▽ドーハ・アジア大会サッカー日本代表山本脩斗選手(盛岡商業→早稲田大)が選出される

   お父さんの山本進さんは、現田山中学校教頭でスキー・複合のユニバーシアード選手

** ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** **

◆今日は、盛岡南公園球技場Aグランドから望む早池峰山。いいでしょう。

◇ど、どれですか。早池峰山は?

◆矢印の下にありますが、見えませんか…

◇見えませんね。

◆じゃあ、拡大したものもつけます(右の写真です)。

◇ところで、ラグビーってどうやって点数をとるんですか?

◆えっ?相手のゴールにボールを押さえつければ「トライ」といって5点もらえます。

 トライの後はゴールキックをすることができ、それが入れば2点。

 相手の反則で得たペナルティーキックゴールキックをすると3点です。それから…

◇そんなことは知っています。

◆どういう意味?

◇試合を観ていると、どうやら「あまる」と点が取れるようなんですが、何があまると点が取れるのですか?

◆なるほど。そのことね。いい事に気がついたね。じゃあ、3時間ほど大丈夫かな?

◇駄目です。長くても3分で説明をお願いします。

◆難しいな。でも、やってみるか。

 ラグビーは理論的には点数がとれないことになっています。

◇はぁっ!?

ラグビーはボールを持った相手を、掴んだり転ばしたりしていいので、1人が1人を止めることができます。

 ですから、15対15の状況では点数が入りません。

◇理論的には…ですよね。今日も1対1で捕まえ損ねている選手がたくさんいました。

◆それはさておき「攻撃1人―防御0人」の状況になれば、69m×22mの地面にボールを押さえつけるだけですから、点をとることができますよね。

◇そうですね。サッカーやバスケットのようにシュートミスなんていうことはありませんからね。

◆で、「攻撃1人*h御0人」つまり、防御の選手がマークできない選手がいることを「余った」状態といいます。

 でもゲームの中では「1対0」は、ほとんど出てきませんよね。「2対1」や「3対2」で「余った」と言われます。

◇わかりました。でも、一人が一人を止めれば、理論的には「余り」はできませんよね。

◆それです。その状況を破るために、いろいろと作戦を立てるんです。

◇わかるようにお願いしますね。「大切なことを、わかりやすく」ですよ。

◆モールはご存知?

◇はい、人が集まって、みんなで進んで行く。昔の「デモ行進」、今で言えば「お神輿」の移動のような…

◆それが、どんどん進んでゆくとトライされちゃいますね。どうします?

◇そりゃ大変だ!と、モールに入る人数を増やして前進を阻止する。でへへ、正解でしょう。

◆しばらくして、モールからボールが出る。

◇ありゃ、外側の人が足りない。相手が余っちゃってる!

◆バックスはご存知?

◇はい。後ろのほうで「白鳥が北に帰る」時のようなフォーメーションで並んでいる人たち。

◆その並んでいる二人のちょうど真ん中に、相手が突っ走ってきたら?

◇二人がかりでタックルするはめになります。

◆そのボールをつながれて、外側にボールが回ってゆくと?

◇ありゃ、また、外側の人が足りない。相手が余っちゃってる!

◆こんなふうな意図があって、プレーされているんですよ。

◇へぇ〜、いいこと聞きました。明日からもっと面白くラグビーが見られそうです。

 ふふふっ!

◆なに、急に。思い出し笑い?

◇hirafujiさん、職場でも家庭でも「余されている」ようですが、点とったためしがないですね…

◆…た、確かに…

【追】

今日はお客様がたくさんいらっしゃいました。

たぶん、昨日のブログを読んで、たまらずおいでになった方々でしょう。(ナンチャッテ)

明日も天気は良いようです。是非会場でご覧下さいね。