がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

がんばれ★アイスホッケー部員

岩手高校のアイスホッケー部が県高校大会にエントリーするとの記事を読んだ(岩手日報朝刊05/12/14)

そういえば、04年(平成15年度)に岩手県で開催したインターハイの時も、開催地枠を使っての出場ができなかったことを思い出す。

普通であれば、ブロックで割りあてられた出場枠のほか、もうひとつ開催地枠がもらえるので、2チームが出場できることになっているのだが、当時は(今もそうだと思うが)、12名以上の選手がいなければ、エントリーができなかった規定だったため、盛岡中央高校1チームのみの出場だった

その時、盛岡中央高校は5位に入賞している(インターハイの成績はこのサイト-linkが詳しい)

昔は、岩手高校・龍澤高校(現盛岡中央高校)・盛岡第一高校・盛岡北高校などのチームがあり、早朝から元気に練習していたことを覚えています

強くすることは大変なことですが、「つなぐ」事も非常に努力の必要なことです

6年ぶりの出場、がんばってほしいとおもいます

ところで、高校生のスケート人口はどのぐらいあるのだろうか

全国高等学校体育連盟のページ←要注意:音楽なります(平成17年度加盟登録状況)から拾うと、スピード・フィギュア・アイスホッケーを合算した登録者数は次のとおりでした

�@北海道 597人 �A東京 149人 �B青森 134人

  北海道、青森は定番でしょうね。やっぱり東京はなんでも多いね

�C神奈川 90人 �D埼玉 70人 �E長野 62人

  神奈川・埼玉はホッケーか、長野は意外に少ないな

�F群馬 50人 �G愛知 45人 �H栃木 41人

  群馬は伊香保、栃木は日光、愛知はフィギュア・安藤美姫がいるな

岩手はどうした。25人で13番目、ついで山梨が24人14番目

…福岡の3人までで19都道府県、あとはいません。トータルで1,435人

ちなみに、登録人数の少ない競技は、カヌーが1,243人で最小、ついでヨットの1,356人、三番目が相撲の1,408人、スケートが4番目となっています

男子のみの相撲を除けば、3つの競技はすべて、学校での活動ができない競技です

その中でも、スケートは営業施設での練習となりますから、どうしても早朝・深夜の練習を強いられる状況にあるということです。新聞でもアイスアリーナでの練習は「早朝」と書いてありましたし、今日の試合も午後7時45分からとのことです。

雪で凍った道を、とんでもなく大きな荷物を背負い、アイスホッケーのスティックをもって、朝早く自転車に乗っている高校生をご覧になったことがあると思います。彼らが、彼らです。

ちびっ子は自転車で練習に行くことはできないでしょうから、どうしても、親の送り迎えが必要になります。親が、アイスホッケーに「早朝深夜の送り迎えに勝る価値」を見出してくれないと、競技人口はどんどん減るでしょう。

競技人口を増やすためにも、選手を強くするためにも、練習時間や試合の時間が「常識の範囲」におさまるように貸してくれる施設が出てくることを祈っています

ところで、来年から、公の施設に「指定管理者制度」が導入されるそうです。ほとんどの体育施設は今の管理者がそのまま来年度も管理するらしいのですが、今まで述べたような観点からの管理者の選定も絶対に必要です。よろしくお願いします。