がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

盛岡市内一周継走上位チームの傾向から/❶2011年は大きな転機

★捉えの甘い記事でした。
 改めて考えた記事をアップしました。
 お読みください→ ここ です★

岩手県で参加チームが最も多い駅伝・盛岡市内一周継走が、4月17日に岩手県盛岡市で行われました。
2020年は感染症の関係で中止となったものの、昨年・今年は、盛大な中学生応援活動の取りやめなどの対策をとって、行われています。
(さて、昨年・今年の参加チーム数は過去に比べてどうだったのだろう)
と、調べてみました。
ところが、
調べているうちに、「上位チーム」に興味深い変化があることに気がつきましたので、2回に分けて記事にします。

盛岡市内一周継走とは

盛岡市内一周継走は、岩手県の新聞社・岩手日報が主催する大会で、
今年で75回を数える歴史あるもの。
今年の参加チームは、岩手県内各地の245チーム(中学男子91、中学女子80、高校男子7、高校女子7、一般男子51、一般女子9)にのぼり、県内最大規模の大会です。

■興味をひかれたのは上位チーム推移

岩手日報社のサイトには、過去大会の上位3位までのチームが載っており、一般男子と一般女子は、次の表のとおりでした。
私が興味をひかれたところを強調していますが

「青地に白抜き文字」「茶色地に白抜き文字」は、職域チームや大学チーム、
つまり、
社員や学生でなければ所属できないチーム、あるいは、社員や学生のみで組織されたチームであろうと私が判断したチームです。

画像

■変化が見えた

いかがでしょう、
私は、2011年の東日本大震災津波後に大きな変化があったと、見ています。
特に男子は、
職域・大学チームから、クラブチームへの移行があると思えます。

職場や学校が異なるランナーが、
地域のチーム(北上市陸協、花巻ACなど)、
あるいは、
企業が支援しているが社員でなくとも活動できるチーム(盛岡友愛病院クラブ、タケダスポーツクラブ)で日常的に活動し、
あるいは、
大会に参加しているようなのです。

■変化に気づかなかった

恥ずかしながら、
震災津波からもう10年以上も過ぎているのに、
市内一周継走の質的なチーム変化が数年続いていたのに、
この変化に気がつかなかったのです。

震災前の2010年には、324チームが出場していました。
私は、
数字に囚われて、今年の245という数字を評価してしまっています。
それも大切なのですが、
活動形態やチーム編成のカタチを、見ようとしてきませんでした。

見ようとしないものは見えません、気づきません。
気づかないものには、アクションを起こしません。
つまり、
私は、
活動形態やチーム編成の変化に気づかずに、反応することができませんでした。
もちろん、対応することもできていません。

これ、あぶない。

■これから私は、こうします

定量での観察をするときは、定性の観察も必ず試みる
❷変化を見出したならば、反応する

■データの出どころ

岩手日報社盛岡市内一周継走大会」サイト→ Link