メンタルトレーニングコンサルタントからの提言/変化を求める
【5/25付けnote記事の再掲】
■メンタルトレーニングコンサルタントからの提案
2015年のラグビーW杯で日本代表の歴史的勝利に貢献した、メンタルトレーニングコンサルタント・荒木香織さんがチーフコンサルタントを務めるメンタルコンサルティングの会社『株式会社CORAZON』が、
「新型コロナウイルスに挑戦するメンタル術」というャXターを作り配布しています。
指導者編、保護者編、中学生編、高校生・大学生編、そして、社会人・プロアスリート編の5つが完成し、ダウンロードできるようになっていて、
年齢や立場などに応じて、複数の観点から「覚えておいてほしいこと」や「してほしいこと」をわかりやすくまとめ、多くの人に伝えようとして下さています。
昭和のスポーツ指導者から変化できないでいる私などは、
いちいち(おお、なるほど、あ、そうなのか、えっ、ちがうのか…)とつぶやきながら読んでいました。
皆さまもどうぞ、ご一読くださいませ。
(この下線部をタップするとお読みいただけます。
■「変化」がキーワード
5つの対象別ャXターのうち、指導者編と高校生・大学生編、そして社会人・プロアスリート編の3つには「変化」という言葉がありました。
少し長くなりますが、抜粋します。
★指導者編
◇指導者として覚えておきたいこと
・変化への柔軟性を持ち合わせる
@�習や試合の機会が無い中での工夫
%K切なオンライン使用の検討
◇選手のために取り組みたいこと
・選手の人としての成長を促す
$lとして挑戦できる機会であることを強調
★高校生・大学生編
◆高校生・大学生として
・変化への準備
$ウ確な情報収集(学校、授業、進路)
′p続できるルーティンを作る
・span style="font-weight:bold">数歩先の自分をイメージ
◆アスリートとして
・変化への準備
′サ状にあわせた目標の再設定
≠「まできるトレーニングを継続する
★社会人・プロアスリート編
◆いまだから取り組めること
・達成可能な目標の再設定
′サ状にあった目標の設定
*レ標達成までのプロセスを構築・記録
・変化への柔軟性を持ち合わせる
′p続可能なトレーニングの工夫
♂~滑なコミュニケーション方法の工夫
$Vしいテクノロジーやトレーニング法に挑戦
◆これからのための準備
・アスリート以外の自分を知り創造する
ー自分の興味や関心に目を向ける
・span style="font-weight:bold">他領域のことを学ぶ時間をつくる
・span style="font-weight:bold">他業種の人たちと情報交換&ネットワークづくり
(強調は、平藤)
この期間をどう過ごすか…
「新しい人」になるために、「新しいアスリート」になるために変化することが大切であるというご提案であると、私は、読みました。
やり過ごして元に戻すのではなく、変化を求めて新しい自分を創造するのだ…まったく、そのとおりだと考えます。
■「大会」が選手の変化をもたらすか
全国大会はなくなったけれども、県大会はなくなったけれども、規模や範囲を小さくして「代替」や「救済」という趣獅ナ大会をやろうという動きが報道されています。
これまで練習を積み重ねてきた最高学年の生徒にとっては、うれしいお話でしょうし、周りにも感動を与えるお話で、報道も好意的です。
でも、どうでしょう、
地区予選を行って参加校を絞ったり、地区を細分したりして参加チーム数を制限したトーナメント方式で順位を決める「大会」に、プレーヤーや指導者の「変化」をもたらす力があるかというと、
私は、ないと考えます。
自覚的でなければなりません。
代替大会や救済大会は、多くの人に満足や感動を与えるものではあるが、
「やり過ごして元に戻すのではなく、変化を求めて新しい自分を創造する」ことはできないということを。
■おまけ
この際、水道管を取り換えよう。
あるいは、水道管をもう一本たしてみよう。
もしくは、地表を流れることも許そう。
(水道管?水?という方は
ブログ記事「公式戦とは何か/水道管は水より偉いのだろうか」をご覧ください)
では、ごきげんよう。
#スポーツ
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#perfpsych2018
#corazonmental