がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

表紙絵の趣氏^Connecting the Dots

6月1日に

A program of the Sports Meeting for People with Disabilities.

Points, not lines. Not an affiliation but a person.

第21回岩手県障がい者スポーツ大会が

岩手県盛岡市で行われました。

詳しくは

岩手県障がい者スポーツ協会のホームページ[→Link]でご覧いただきたいのですが、

私は、

その開会式に、共催団体の代表という立場で出席しています。

開会式の受付で、

きれいな表紙のプログラムをいただきました。

表紙絵はきっと募集作品だろうと、プログラムのページをめくると、

果たして、

裏表紙に「第21回岩手県障がい者スポーツ大会プログラムデザイン画入賞者一覧」があり

最優秀賞1、優秀賞2、特別賞1、佳作3の合計7点が掲載されていました。

(作品は、この下線部をタップすると見られます。

 どの作品もとても素敵なので、どうぞご覧ください)

そこを読むと

表紙絵は、

最優秀賞の廣田梨来さん(ひろた りら、矢巾町)の作品

「いざ 行け!!」で

作成の意図が次のように要約されて掲載されていました。

多くの支えの中でスポーツができる。

多くの感動を分かり合える仲間がいる。

多くの方がつながることの大切さを点描写で表現した。

もう一度、表紙絵をよく見て、感心しました。

確かに点描写なのです。

線にみえるところも、よく見ると、ほとんどが、人を表した「点」の集まりです。

感動しました。

***

この大会は

大会役員、競技役員のほかに

「メイト」という大会補助員と

「ココパト(心のパートナー)」というボランティアにより

運営されています。

プログラムを見ると

「メイト」は、

岩手看護専門学校、岩手リハビリテーション学院、盛岡医療福祉専門学校、岩手保健医療大学北日本医療福祉専門学校の学生・生徒さんのようですし

「ココパト」は、

個人として応募してきた方々のようです。

私たちは

めんどうくさいとか、

これまでそうしてきたからとかの理由で

大会補助員やボランティアの方々を

「属性」と「数」だけで表示してしまうことがあります。

 〇〇〇〇専門学校 ×× 人

 ○○○地区婦人会 ×× 人

 公募ボランティア ×× 人…

大会運営上は不都合はないのですが…。

プログラムをめくっていって、驚きました。

属性と数ではなく、個人を特定して表記しているのです。

大会補助員は、200名

ココパトは、240名のお名前が記載されているのです。

数にお手伝いしてもらっているのではなく

人にお手伝いしていただいているのだ…という気持ちが表れています。

表紙絵も点描写、

補助員もボランティアも点描写です。

こうありたい…と考えさせてくださった、一冊のプログラムです。

ありがとうございました。