Memorial day of Nagano Olympic opening.
Thinking about Legacy.
21年前=1998年の今日2月7日は
長野で冬季オリンピックが開幕した日だそうです。
日本で最後に開催されたオリンピックの記念日ですから、
来年の東京オリンピック開催に向けて何かあるのかなあ…と思ってあちこち探していると、
果たして、
『大空を「希望」で彩るブルーインパルス 長野1998大会の記憶、2020年へ紡ぐ思い』
という記事が載っていました。
私たち東京2020組織委員会は、長野1998大会で展示飛行の任務に就いていたメンバーの1人である阿蘇晋一1等空佐(航空自衛隊松島基地副司令)に、当時の様子や思い、東京2020大会への期待をお伺いしました。とありましたので読んでみましたが、
1998年長野の思い出、2011年の地震津波の思い出、2020年東京の期待が
「点と点」で結ばれたもので、
決して、阿蘇さんがどうのこうのということではなく、企画や聞き方の問題でしょうか、
線としての「長野と東京がつながる何か」には話が及んでいないように、
私には、感じられたのです。
(原文は この下線部をタップすると見られます)
でも、
欲張りの私がヤジっているだけかもしれません。
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去年の2月9日には、韓国でピョンチャン冬季オリンピックが開催されました。
終わって間もないということもあるのでしょうが、
まだ
そのTwitterが更新されています。
2月4日と今日2月7日の記事の文を見て、
腰を抜かすほど驚いたのです。
Did you know? #1YearOn #PyeongChang2018 #Olympics #Legacy #Venues
Did you know? #Sustainability #PyeongChang2018 #Olympics #Legacy #1YearOn
#で始まる単語はハッシュタグといって、検索しやすいように分野分けした関連語句を書くものなのですが
その一つに
1 Years On というものがあるのです。
一年経って、一年後には…という意味合いだろうと想像していますが、
この観点が素敵です。
2月4日の記事も7日の記事も書き出しは「知ってますか」ですが、
ハッシュタグをつなげると
4日のものは
「知ってますか?
ピョンチャンオリンピックのレガシーが
一年後の会場施設にどう表れているかを」
7日のものは
「知ってますか?
ピョンチャンオリンピックの持続可能な活動が
レガシーとしてどのように一年後に影響を及ぼしているのかを」
■2月4日の記事は この下線部をタップすると読めますし、
■2月7日の記事も この下線部タップで読めます。
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なるほど、ピョンチャンオリンピックを企画した人たちは
X Years On というキーワードを持っているようです。
レガシーは「点」ではなく、
何かと何かを時間を超えて結ぶ「線」なのでしょう。
希望郷いわて国体・希望郷いわて大会の冬季大会から3年を経過した岩手県のスポーツは
"8 Years On" "3 Years On" のスピリッツを、もう一度、確認しあわなければなりません。
"8 Years Before" "3 Years Before" という「以前」の概念ではなく、
"8 Years On" "3 Years On" という「継続」の概念として。
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【備忘】
一般社団法人長野県世論調査協会,「長野オリンピック・パラリンピックから20年」報告書,2018/02/01