がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

2つの甲子園

昨日・今日で、「甲子園」を二つ見ました。 一つは、 岩手県北上市江釣子(えづりこ)球場を主会場に行われている、第29回全日本還暦軟式野球選手権大会。 この大会は、「還暦の甲子園」と呼ばれているのだそうです。 とはいっても、 私は、昨日の開会式に出ただけでしたが。 開会式後のアトラクションで、北上市に伝わる鬼剣舞(おにけんばい)を、外野の芝生に座った全国から集まった64チームの選手の皆さんに披露している、谷地鬼剣舞の皆さんと、やさか幼稚園の50名を超える5歳児たちの写真をご覧ください。 すごいでしょう。
ちなみに、幼稚園児は、こんな感じで待機していました。凛々しい。
***** さて、本題。 組合せを見て、ビックリするのです。 最大8球場を使っての、トーナメント方式の大会です。(組合せはこの下線部クリックで見られます) 1回戦で負ければ、 岩手県まできても、たった1試合しかできないのです。 入場行進を見れば、メンバーもたくさんいらっしゃるチームがほとんどですから、試合に出ない人もいるかもしれません。 私は、 (沖縄をはじめ、遠くからも来ていただいているんだから、   敗者戦とかを組んで、最低でも2試合していただいた方が良いんじゃないの?) と、考えたのです。 でも、 29回を数える大会です。 これまでの様々な経緯があって、この方式で大会が行われているんだろうな、と、考えた時、 気がつきました。 (スポーツ・ツーリズム!) できる限りたくさん試合をすること…ではなくて、 『大会(するスポーツ)×周辺地域観光』が目的で、大会に参加なさっているチームが沢山いるんだ! 野球の試合でたくさん勝ってやろう…ではなくて、 岩手に行って野球と観光をしよう…という考え方があるのだと思います。 「スポーツだけの旅行」しかしたことのない、私のような者には気がつかない、 「スポーツのある旅行」があるのです。 ********** もう一つは、 今日、盛岡市のカワトクデパートの前で行われていた、池坊華道会が主催する 『Ikenobo 花の甲子園 2013』東北地区大会! 東北各地から来た、3人チームの高校生が、一生懸命、花を活けていました。
文化部の高校生も頑張ってるよなぁ…とみていると、な、な、なんと、男性3人組のチームがあります。 写真の左端に写っています。 (えッ! 男は、華道じゃなくて、ラグビーだろうが!) と思いましたが、 今の家元の池坊専永さんも男性ですし、女子ラグビーもオリンピック種目になるわけで…。 瞬間的に「男は○○、女は××」という発想をしてしまう、 いやいや、それだけではなく、いろんな場面で、似たような発想をしているはずの、 「まだまだ危ない自分」に気がつくのであります。 【追】 男子チームは調べると岩手県盛岡大学付属高校でした。 しかも、3年連続出場とのこと、活躍を期待します! ********** 決まる前に書きたいので。 国際オリンピック委員会IOC)のfacebookページ「The Olympic Game」に、 そのスピリットとして 「 Excellence Friendship Respect, excellence amitié respect 」 とあります。 2020年の候補地選びの報道を聞いていると、 3つの候補地の「悪いところ」だけが指摘されているような気がします。 東京 = 放射線 マドリッド = 経済危機 イスタンブール = 政情不安 それ以外の「良いところ」の「おさらい」が最近まったく報道に載って来ません。 良いところを知らなければ Friendship も Respect もあり得ないのだと思います。 その上での Excellence でしょう。 IOCも気がついているのかもしれません。 こういう惹句を付けて、もう一度、それぞれの立候補都市のことを「おさらい」しろと、 それぞれのプロモーション動画へのリンクをシェアしています。
On September 7, the Host City of the 2020 Olympic Games will be chosen learn more on how a city becomes host of the Olympic Games here
皆さんも、どういうことをしようとしている都市なのかを、もう一度、さらっておいてから結果を追ってみてはいかがでしょうか。 この下線部クリックで、IOCfacebookの記事が見られます。