今日、4月6日は
国連国際デーの一つ、
開発と平和のためのスポーツの国際デー
です。
国連のサイトにはこうありました。
国連は、スポーツが平和と開発を促し、寛容と相互理解を育む側面に着目してきました。以下の5つのメッセージを通して「スポーツの持つチカラ」を広めています。
スポーツは、
�@他人に対する尊敬の意と、人々の間の対話を促進します
�A子どもと若者が生きるために必要な、術や能力をもたらします
�B障害の有無に関わらず、全ての人々の社会への参画を促します
�C男女の平等を促進し、女性のエンパワーメントに貢献します
�D身体の健康のみならず、心の健康を向上させます
(国連とスポーツ/国際連合広報センター → Link )
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そんな日に、こんなニュース
北朝鮮の体育省は、この夏の東京オリンピックについて、「新型コロナウイルスによる世界的な保健の危機状況から選手たちを守るため」だとして参加しない方針を明らかにしました。(NHK → Link )
お隣の国が…と愕然としています。
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北朝鮮の選手団については、こういうニュースがあったことを覚えていらっしゃいますか
東京五輪 北朝鮮選手団 日体大が受け入れ
二〇二〇年東京五輪・パラリンピックに参加する北朝鮮選手団と難民選手団の事前合宿受け入れや大会中の練習施設の提供を、日本体育大学が行うことが十八日、分かった。日本と北朝鮮は国交がなく、拉致問題などを巡って厳しい関係が続くが、日体大の松浪健四郎理事長は「政治のことは脇に置き、五輪、スポーツ面での交流を進めないといけない」と話した。
北朝鮮は近年の夏季五輪には数十人規模の選手を派遣しており、在日本朝鮮人体育連合会によると、東京五輪はさらに数が増える見通し。通常、選手は競技の一週間程度前に開催国入りしている。今回の日体大の受け入れに、同連合会は「多くの選手たちが日本に来られる環境を整えてもらってありがたい」としている。
難民選手団は、一六年リオデジャネイロ五輪で初めて結成され、三競技十選手が参加した。
一二年以降、四度スポーツ訪朝団を派遣するなど北朝鮮と交流を続ける日体大は、以前から同国選手団の受け入れを提案。昨年十一月には、五輪関連の国際会議出席のため来日した北朝鮮の金日国体育相が日体大を訪れるなど協議を進めてきた。
【中日新聞 2019年2月19日 02時00分 (6月17日 12時06分更新)→ Link 】
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そして私は、延期になる前の開会式(2020/7/24)の一年前に
このブログに
「
一年前に/1 year to GO!」
という記事を書き、そこで、
難民選手団と
北朝鮮選手団について、次のように述べました。
<略>
その後、
北朝鮮選手団の受け入れに関する論評などが、若干、ありましたが
難民選手団に関するニュースは見かけませんでしたし、
日本体育大学の受け入れに関するニュースも、まったく、目にしなくなりました。
一年前の日を契機に、もう一度、考えてみたいことです。
とにかく、
私と彼らが違うのは
自分で選ぶことができなかった「生まれたところ」だけなのですから。
<略>
(元の記事は → この下線部をタップ )
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東京オリンピック・
パラリンピック開催の前の最後の「開発と平和のためのスポーツの国際デー」です。
自分で選ぶことが出来なかった「生まれた場所」が理由で
したいことができない方々に対して
スポーツは何をすることができるのかということを考え
そして
自分は具体的に何をすべきかということも考え、
行動を始めるきっかけの日になればいいなぁ…と考えています。
がんばりますよ、がんばりましょうね!
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おまけ
日本体育大学の
松浪健四郎理事長のインタビュー記事
――しかし、日体大がなぜそのような提案したのでしょうか。
<略>
日体大の建学の精神は、「体(注:原文は、骨に豊)育富強之基(たいいくふきょうのもとい)」なんです。国民の健康、体力強化を推進すること。オリンピックムーブメントの普及、定着、そしてスポーツを基軸に国際貢献する。
うちの大学は私学とはいえ特殊な成り立ちの大学で、戦前は軍事教育の総本山でした。軍人養成も担っていた。学徒動員の数も多かった。その反省を踏まえて、逆に平和構築のために貢献する大学でなければならない。スポーツにはそういう要素があると感じてやっているわけですよ。
世界の国々と等しく付き合うのは、スポーツの原則。だから、お世話させていただく。それは光栄なことだと思っています。
【スクープ!異例入国の北朝鮮幹部が極秘接触した「元政治家の証言」〜日体大理事長が訪朝し続ける理由〜,常井健一,講談社現代ビジネス 2018/12/2,元の記事はこの下線部をタップ】
私は、支持します。