がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

イヤホンのお話/TICAD7�B

私には、不便でした。

私だって、気がつかずに、他の人に不便を感じさせていることがあるに違いない。

気をつけましょう。

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またまた、

第7回アフリカ開発会議TICAD7)[→Link]の公式サイドイベントとして

AAR Japan 難民を助ける会[→Link] が主催して行われた

『難民×スポーツ ‐アフリカの難民キャンプの現場から‐』

というテーマのセミナー(8月27日、横浜市)の関連記事★第3弾

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会場は「パシフィコ横浜」の展示ホールでした。

大きな会場をパーティションで区切って部屋にするスタイルで

多くのサイドイベントが同時に開催されています。

普通にスピーカーを使うと、

部屋どうしの音が混ざり合ってセミナーどころではなくなるという理由から

レシーバーを使うようにとの指示がありました。

そして

チャンネル1が日本語、チャンネル2が英語の音声です。

(なるほど、

 同時通訳で聞けるし

 この部屋のマイクの音しか拾わないし

 これは便利だ!)

と、運営ノウハウの蓄積から出てくる仕鰍ッに感心していました。

ところが…

イヤホンが、

耳の穴にさすタイプではなく

耳全体に鰍ッるタイプのなのでした。

私の耳は

昔々、ラグビーをやっていたために「潰れて」いるのです。

この前まで東京でやっていた柔道世界選手権のテレビをご覧になった方は

柔道の選手には耳がつぶれている人がいることに気がつかれたかもしれません。

あのように

耳の上のほうが厚くなって固くなっているのです。

イヤホンを鰍ッようとしましたが

外枠のストッパーが、どうしても耳に鰍ゥらないのです。

何度やってもです。

左も右もです。

結局、

左手にイヤホンをもって、耳に当てっぱなしで90分をすごしたのです。

耳を潰してしまったことを悔やみました。

ふう。

***

このイヤホン形状は

耳から落ちにくいようにとのご配慮です。

ありがたい工夫です。

でも

この形状では不便な人もいるのです。

実際に

私には、不便でした。

きっと

私だって、

気がつかずに、他の人に不便を感じさせていることがあるに違いありません。

気をつけます。

***

■TICAD7の記事第1弾

 「勉強とスポーツ/発言の意味するところ」→[Link]

■IICAD7の記事第2弾

 「三つの志向/私に欠けている視点」→[Link]

*** 備忘 ***

そういえば、「万の形」という言葉に行きあたりました。

<前略>

読者の皆さんもご存知のようにアフリカは広い。

さらに各国の歩みがいろいろな意味で大きく異なっている。

旧宗主国を持つ国の、政治、経済、文化、教育、街並みまでもが影響を受けていることが多いが、影響の受け方には濃淡があり、独立後に色が疎らになっている場合もあれば、密になっている場合もある。

宗教は何か、言語は何か、教育言語と日常の言語は一致しているか、どの民族が国に認められており、自治を獲得しているのか、慣習法が生きているのか、政治体制は? 経済状況は? 教育制度は?

これらの複数の現実の組み合わせによって、国家や社会、コミュニティや人々の暮らしが形作られている。

<中略>

言語、文化、政治、宗教、文化などの様々な要素に、過去、現在、未来の時間軸をかけ算し、さらに「安定度」を勘案しながらアフリカを捉えるならば、それこそ万の形がある。

にもかかわらず、アフリカの人自身が、「アフリカは皆似ている」「アフリカを一括りに語ることは可能」と話すことがあり、この認識はたびたび筆者を混乱させる。

<後略>

(岡田千あき,「アフリカにおける開発と平和構築」現代スポーツ評論31,創文企画,2014)

ひとくくりにできないことは、日本にだってたくさんあるのです。きっと。