昨日、平泉で見かけた「岩手県北バス」
見慣れたバスですが、とても、めずらしいのです。
な、
な、なんと、
宮城ナンバー!
そして
仙台空港に行く定期バス!
(国際線がバンバン飛んでいる仙台空港との定期路線があるなんて、
世界遺産は、やっぱりすごいなぁ)
と調べてみると、
他にも、冬期間だけですが、
「安比(あっぴ)高原スキー場」と仙台空港を結ぶ定期便がありました。
ちなみに、これも、
岩手県北バスのSENDAI Airport-APPI Shuttle Bus Via MORIOKA Sta.。
(文化だけではなく
スポーツも「うりもの」になっているんだなあ)
***
そんなことを感じていると、
先日、岩手県が
「平成29年シーズンのスキー客入込状況」を発表していました。
■入込数は 805,711人回(平成28年:761,952人回)
■対前年(28年)比 43,759人回、5.7%の増加
ということで、
伸びの理由を
◇後半にかけての積雪により営業日数を増加させたスキー場が多かった
◇台湾や中国を中心とするアジア諸国の入込が伸びている
としていました。
(この下線部をタップすると見られます)
冬季スポーツは、岩手のつよみ。
スキー場だけではなく、
バス会社も航空会社もツアー会社もお客さまを伸ばしてゆく工夫をした結果でしょう。
素晴らしいですね。
***
でも、
(あれれ)
と思いませんか?
28年は
第71回国民体育大会(希望郷いわて国体)冬季大会スキー競技会が
岩手県で行われています。
報告書によればその参加者(選手・監督、大会関係者、観覧者)は
10,761人とされています。
県の統計は、延べ人数の「人回」
国体の人数は「人」だけなので一概には比較できないのですが、
国体の次の年に、
参加人数をはるかに上回る入込数の増があったことを
どうとらえてゆけば良いのか、
ちょっとわからなくなりました。
さて、正解は次のどちらでしょう。
◆スキー客の入込増は
・国内競技会イベントの開催とは関連が薄い
・国内競技会イベントを開催すると、
その好影響が翌シーズン以降に大きくなる
スポーツ関係に長いこと身を置き、
古い考え方にそまったままの私などは、
反射的に
後者を言い立てるようにプログラミングされていますが、
違うような気もします。
これは、
きちんと考えないといけないことですね。