私が勤めている
3年1組は件p学系のホームルームです。
その廊下の窓際に、
しばらく前から、粘土でつくられた、小さな彫刻が置かれています。
それを、私は、勝手に
「ちっちゃなギャラリー」
と呼んで、
置かれた作品を皆さんにご覧いただいています。
今日は、これ。
黒い小さな犬。
窓に向かって歩いています。
これがまた、よくできていて、
どこを見ても
きちんと造ってある。
あ、大きさがわからないですね。
はい、
こんなサイズ。
どうぞ、
ディスプレイに、左の人差し指を当ててみて、
彫刻の小ささに驚いてくださいませ。
なお、
これまでの作品は、一つにまとめてありますので
この下線部をタップしてご覧くださいませ。感動ものが山ほど!
***
犬の話で思い出したのです、
グリム童話の「寿命」というお話です。
大胆に要約すると
神様が決めた、動物の標準の寿命は30年。という、超ブラックなお話です。ロバは神様に申し出て、18年短縮の12年
イヌも神様に申し出て、12年短縮の18年
サルも同様に、10年短縮して20年
に、
寿命を変えてもらいました。
人間だけが
30年は短いといって、
ロバが余した18年
イヌが余した12年
サルが余した10年の、合計40年を追加してもらい
神様は70年を人間の寿命としました。
それで
人間は、
もとから持っている30年で、子どもをつくって家をたて、
続く、
ロバからもらった18年は、いろいろな重荷を背負わされ、
次の、
イヌからもらった12年は、足腰も弱くなり歯も抜けてゆき、
さらに、
サルからもらった10年には、
いつもたのしそうにしていますが、だんだんと頭がにぶくなり、
わらわれるつもりはなくても、おかしなことをしてわらわれることがある、
というような一生を過ごすのだ。
私は、現在、
イヌからもらった12年の最後の年を迎えています。
これまでを振り返ると、グリム童話のとおりになっているのです。
サルの10年、童話のようにならないように気をつけます。
あれれれれ、めずらしくネガティブ(汗)
***
あ、
ロバとイヌとサルが、なんで、寿命を短縮したか、不思議でしょう?
詳しくは、童話全体を読まないとわかりませんね。
ネットにお話をアップしてくださっている方がいましたので
この下線部をタップしてお読みくださいませ。