がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

学びあい

テーブルの上には

紙のカップに入った、薄緑色の何ものかが置かれています。

会が始まる前に、参加者が話題にしないはずはありません。

ヨーグルトだろうとか、焼酎であろうとか、諸説紛々。

会場でお給仕をしていた人に聞きましたが(わかりません)とのこと。

ますます怪しい。

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昨夜は、

 『平成26年度全国高総体ホッケー競技大会

  沼宮内高等学校ホッケー部 優勝・準優勝祝賀会』

という催しに参加していました。

岩手県沼宮内(ぬまくない)高校がある、

岩手県岩手郡岩手町の「いわて沼宮内駅」の中にある

『岩手広域交流センター「プラザあい」』というホールが会場です。

皆さんご存じのとおり、

今年のインターハイのホッケー競技で

沼宮内高校は

女子が優勝、男子が準優勝しました。

その快挙をたたえる催しです。

岩手県ホッケー協会評議員岩手県立不来方高等学校長」としてご案内をいただきましたので、

ここは、何をおいても、参加…ということです

配布された

プログラムをみると

沼宮内高校女子ホッケーチームは

これまでのインターハイ

 優勝:3回、準優勝:5回、3位:7回、ベスト8:5回

男子チームも

 優勝:6回、準優勝:4回、3位:6回、ベスト8:7回

とんでもなく素晴らしい成績だと、思いませんか?

今回の快挙と、

これまでの実績に、心から賞賛の拍手を贈るものであります。

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祝賀会の様子は、

岩手県の地元紙・岩手日報に載っていました。

『全国一の喜び町挙げて ホッケー沼宮内高男女が報告』という見出しです。

その中に、こういう記述があります。

3年生の各選手が大会の感想を述べた。正規部員が10人で他部からの応援を借りて激闘を制した女子の中花愛莉主将(3年)は「人数が少ない中で一戦一戦走り抜いた。このメンバーで毎日頑張って練習し、優勝できて本当に良かった」と喜んだ。

この下線部をクリックすると全文が読めます。リンク切れ用心pdfは、ここ。)

部員が少ないのです。

この記事には載っていませんが、

岩手町長であり岩手県ホッケー協会会長でもある、

民部田幾夫さんのご挨拶の中で、こういう趣獅フことが述べられています。

  女子の部員不足は深刻である。

  3年生がいなくなると、女子ホッケー部員は、たったの4名。

  廃部は何としても防ぎたい。

町長さんが、こうお話しするほどのレベルの部員不足です。

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競技人口は少ないけれども、

インターハイ・国体の優勝、数知れず

日本代表選手の数は、誰も数えたことがないという程、多い

オリンピック選手、連続輩出…という、競技力の高さ。

これが、

岩手県のホッケー界の現状です。

よく頑張っているねぇ、他の競技団体は見習うべしだよねぇ…が、おおかたの評価。

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昨日の私のブログ記事を思い出してください。

岩手県内には

ホッケーをしている高校生の20倍を超える高校生が親しんでいる競技が3つもあることを、

お知らせしました。

余計なお世話かもしれませんが、

競技力を高めるには、競技人口を増やすには、財政基盤を確立するには…

などという多くの事柄を、

得意・不得意の競技間で、

教えあうこと、が必要になってきている時期であると考えます。

そして、

そのためには

競技の評価尺度も、

競技力重視の見方から、さまざまな観点での評価になるべきである、と、

何もできないんですが、私は、考えています。

たぶん、これが「オール岩手」

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あ、冒頭の写真は、

キャベツの名産地、岩手町が誇る「キャベツの冷製スープ」でした。

食べてみると、味わいよく、おなかにもずっしりとくる感じでいた。

私の周りの人はほとんど地元の人だったのに、食べるまで、だれも、わからなかったところが、これまたすごい。