がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

光を混ぜる

2016年に岩手県で開催される

第71回国民体育大会(希望郷いわて国体)と第16回全国障害者スポーツ大会(希望郷いわて大会)の成功を期して、

「第71回国民体育大会・第16回全国障害者スポーツ大会募金」が行われています。

詳しくは、この下線部をクリックしてご覧いただきたいのですが、その一環として「募金箱」が県内各地に設置されているのです。

私は、

勝手に「募金箱を探せ」キャンペーンをしていますが、今日、16個目に出会いました。

(これまでの実績は、この下線部をクリックするとわかります。)

盛岡市肴町のNANAK(ナナック)に入っている、

「平金商店 パステル館」という、大きな文房具屋さんの、レジカウンターにありました。

皆さんも、

見かけたならば、写真を撮って、私に送ってくださいね。

お願いします。

**********

昨日、新幹線までの時間が、ちょっとあったので、

東京駅にある、

東京ステーションギャラリーに寄ってみました。

『プライベート・ユートピア ここだけの場所

 ブリティッシュ・カウンシル・コレクションにみる英国美術の現在』

という企画展をしています。

とても混んでいました。

進んで行くと、この作品が目に入り、

私は、混乱し、しばらく立ち尽くしてしまいました。

アンナ・バリボール(Anna Barriball)の「Green + Blue = Cyan」というもの。

壁に電気スタンドから二つの光をあてているのですが、

どう考えても、

緑と青を重ねて、こんなふうな色になるとは思えなかったのです。

私が

色で遊んだ経験は

「色水」しかありませんでしたから、

色を混ぜると、

どんどん濃くなっていって、

最後には「とても黒に近いカーキ色」になる…というイメージです。

だから、

「Green + Blue = Cyan」は、嘘だろうと思いました。

でも、

光は、赤と青と緑の全色を混ぜると、な、な、なんと「白」になるんだそうです。

死ぬまで知らずにいるところでした。

色といっても、イロイロあるよね!

(実は、この作品の光には「ひとひねり」があるのです。実物をご覧になって確認してくださいね。)

**********

◇三原色には「色」と「光」の二つがあるって、

 学校で習いませんでしたか?

◆習った覚えはない!

◇はいはい。

 中学校で習うようですよ、今は。

 まあいいでしょう。

 この下線部をクリックして、おさらいしてみてくださいね。

 それはさておき、良かったですねぇ、今、気がついて。

◆本当にそう思う。

 他のことがらでも、こんな思い込みが、沢山あるような気がしてきたんだ。

◇ほうほう。

 具体的には?

◆混ぜると濁る…って、考えが、自分を支配していて、

◇なるほど。

 混ぜると清く輝く…という発想は、無いんですね。

◆だから、

 純粋こそが尊い、と、考える。

 この道一筋、わき目もふらず、一瞬たりともスポーツのことを忘れずに!

◇なるほど、なるほど。

 経済界やNPO、地域の人たちなどの、他の分野の方々と交わることなんか

 あってはならない!

 スポーツの中でも、他の競技の人と協力することなど、

 もってのほか!

 という程のことですね。

◆そのとおり。

 協働、オルナタティブ…を標榜する「新しい岩手型」を目指すためには、

 『光を混ぜる』ことが大切なことなんだけれども、

 考え方の根底に、

 純粋こそすべて…とかがあって、無意識のうちに拒んでしまっているような気がして…。

◇素晴らしいことに気がつきましたね。

 そのことは褒めますが、

 展覧会で写真を撮ってはいけませんよ。

 隠し撮りでしょう、どうせ。

◆こらこら、

 ちゃんと確認したよ。職員の人に。

 フラッシュをたかないで、静止画であれば撮っていいって。

 君こそ、

 美術作品は、美術館の中で見るもの。

 写真を撮って、個人で楽しんだり、他の人に見せたりすることはいけないこと…

 という固定観念に囚われているんじゃないの?

◇今日は私が、ぎゃふん!