今日、9月11日、岩手県庁で岩手県教育委員会の「児童生徒表彰(はばたき賞)」の表彰式が行われました。
13の個人団体が、善行(人命救助)・奨励(文化活動)・奨励(スポーツ)の各分野の功績で表彰されています。
表彰された方々、関係者の皆様、おめでとうございます。
そこで、スポーツで表彰された2人2団体の、表彰式終了後の写真をご披露します。
着席右から
沼宮内高校ホッケー部 代表 小沢諒選手(インターハイホッケー男子準優勝)
盛岡第一高校陸上競技部 荒川沙絵選手(インターハイ女子100m準優勝)
江南義塾盛岡高校ボクシング部 梅村錬選手(インターハイミドル級準優勝)
後ろに立たせて、ごめんなさいね、
宮古商業高校ヨット部 代表 上田育美選手(インターハイデュエット準優勝)
なお、スポーツ分野の全国優勝者は、この賞とは別に、知事表彰である「岩手県スポーツ賞」に推薦され、決定されれば、後日、表彰されます。
世界へ「はばたけ」岩手のアスリート!
せっかくなので、「しおり」にあった皆さんのコメントをご紹介します。
じっくりとお読みください。
【江南義塾盛岡高校1年 梅村錬】
私は小学5年生からボクシング競技に興味を持ち、高校入学後はボクシング部に入部し、練習に取り組んできました。今回のはばたき賞受賞のきっかけとなったインターハイ準優勝は、多くの方々が支えてくださったお蔭であり、感謝しております。【盛岡第一高校3年 荒川沙絵】大会には、部活動顧問の鬼柳先生からのご指導を胸に試合に臨みました。特に意識したのは「気持では絶対に負けない」ということです。
しかし、そうは言っても試合中は心が折れそうなときもありました。試合の前日に友人や多くの方々からの励ましのメッセージを戴いたお蔭で、準優勝することができました。
今後は、国民体育大会に向けて、さらに練習に励んでいきたいと思います。そして、優勝することで応援してくださる皆さんに対する感謝の気持ちと県民や被災地の方々へ少しでも勇気や元気を与えられたらと思っております。
これからも、応援よろしくお願いいたします。
私は、今まで、高校生にとって最大の大会であるインターハイという舞台で、入賞することを目的に3年間陸上競技に取り組んできました。【沼宮内高校 男子ホッケー部】1年生と2年生の時は、インターハイに出場したものの準決勝敗退という結果に終わり、全国の壁の高さを実感しました。そして今年、3年連続の出場を果たし、「今年こそ入賞」というプレッシャーを感じながら、高校最後のインターハイを迎えました。
しかし、今年は県大会、東北大会と思うような結果が出せず不安が募るばかりでした。それでも、「インターハイに照準を合わせてきたから焦ることはない、大丈夫だ」といつも自分に言い聞かせてきました。
そして迎えたインターハイ。私は旗手を務めさせてもらったことや、後輩が先に決勝に進出するなどの活躍をしたことで、自分も負けられないと思いが強く湧き出て来ました。レース当日は、極度の緊張を乗り越え、最高の精神状態で競技に臨むことができました。その結果、スタートのやり直しが続く決勝レースにおいて、周りに流されず、自分自身だけに集中して、最高の走りができたと思います。また、ここまで一緒に部活動をしてきた、ライバルであり仲間である後輩と共に決勝の舞台に立てたことが何よりも心強く、そして幸せでした。
今後は、10月に東京で開催される国体に出場します。このレベルの選手で終わることなく、更に上を目指していきます。
最後に、今まで支えてくださった先生方、家族、仲間、応援してくださった皆様方、本当にありがとうございました。
この度は、はばたき賞という名誉ある賞を頂き大変光栄に感じ、深く感謝いたします。【宮古商業高校 女子ヨット部】私たち沼宮内高校男子ホッケー部は、去る8月2日(金)から7日(水)の間、大分県で開催されました全国高等学校総合体育大会・2013未来をつなぐ北部九州総体に「一戦必勝」で臨み、13年ぶり9回目の決勝進出を果たしました。
決勝戦では一進一退の攻防で白熱した試合となり、僅かの差で敗れ、準優勝ではありましたが、私たちのチームカラーでもある、最後まで走り得点を奪う姿勢を貫くことができました。
私たちは、高校入学時からこれまで、「全国制覇」を目標に毎日の練習に課題を持って取り組みました。残念ながらこの目標は、達成することはできませんでしたが、後輩達にこの思いを託すとともに、平成28年に本県で開催される「希望郷いわて国体」では、「全国制覇」の夢を達成してくれるものと確信しております。
最後に、このような結果を残すことができたのは、ご指導下さった先生方、コーチ、励まし支えてくれた家族、友人、そして地域の方々の理解と協力があったからだと思います。今後も、この受賞を励みとし、岩手のホッケーのため、さらには日本のホッケーのために努力していきたいと思います。
本日はありがとうございました。
私たち宮古商業ヨット部は、たくさんの方々に支援して頂いたおかげで、インターハイに出場することができ、FJ級デュエット競技準優勝という結果を岩手に持ち帰ることができました。本当に全国の皆さんに感謝しています。*****宮商ヨット部は、2011年3月に、東日本大震災津波により、全ての艇と活動拠点を失いました。休部状態となり、このまま競技が続けられないのではないかと不安を感じながら、毎日清曹ニ体力づくりを行っていました。
同年7月に多くの方々の支援により、北東北インターハイ出場に向けて活動を再開し、現在の3年生2名が入部しました。
補助員として参加させていただいた北東北インターハイでは、先輩たちが表彰台に上がっている姿を見て「私達も全国大会で表彰台に乗りたい」というのが、夢となり、仲間と共に今まで頑張ってきました。
練習では、意見がぶつかり合うことも多々ありました。今年の県大会や東北大会では、思うように結果が出ず、悔しさしか残らず、インターハイは諦めようかと思いました。その度に、コーチや先生、OBからは「諦めたら、一生後悔する」と言われ続けてきました。
インターハイを迎え、部員同士「最後のレースを楽しんでこよう」と話し、相方を信じ、仲間を信じ、とにかく船を走らせました。今回の準優勝という結果には、自分達でも驚きました。入部した時の目標が達成できたことが本当に嬉しいです。
この素晴らしい結果を残すことができたのも、新艇を支援してくださいました皆様のおかげです。次は、9月末に国体がありますが、その国体でも岩手を元気づけるような結果を持ち帰ってきたいと思います。
支援してくださり、本当にありがとうございます。
表彰式に出ていて、気がついたことがあります。
文化活動の奨励賞に、
盛岡第二高校筝曲部(第37回全国高等学校総合文化祭の日本音楽部門で、文化庁長官賞を受賞)と、
雫石高校郷土券\委員会(第37回全国高等学校総合文化祭の郷土券\部門で、優秀賞・文化庁長官賞を受賞)の2団体が入っていました。
その代表が、正面で賞状と副賞を、教育委員長から受け取るのですが、その時の笑顔がとても素敵なのです。
スポーツの選手も素敵なのですが、
全然、違います。
さすが、
自分の演奏を聞かせたり、パフォーマンスを見せたりして、他の人の気持ちを動かすことを得意としている人たちだなぁ…と思って見ていました。
これも、トレーニングの賜物でしょうね。見習わねば。