パスの目的は、一体、なんでしょうか…私は、こう考えています。
『自分より有利な状況にある人にボールを渡すこと』
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昨日は何と、パネリスト。
ホテルメトロャ潟^ン盛岡で行われた
「盛岡市スポーツ推進委員協議会創立50周年記念トークショー」で、
バルセロナ、アトランタ、シドニー、アテネのオリンピック4大会の卓球競技に連続出場されている
上手く伝わっていればいいなぁ、
皆さんが、スポーツを、もう一度、考えてもらうきっかけになったかなぁ…。
というところです。
お聞きにいらっしゃった方だけが得をする、の、モットーに従い、内容はお知らせしませんが、
松下さんの言葉
『地元の選手が頑張ること、活躍することは、間違いなく地域のスポーツ振興につながる』
が、耳に残っています。
トークショーが始まる前には、エキジビションとして松下さんと参加者のラリーが会場で行われました。
洋野町から来た小学生もやらせてもらいましたし、松下さんにほめてもらいました。
素敵なことです。
その様子を見ながら、
アルベールビル冬季五輪スキー複合の金メダリスト・三ヶ田礼一さんが、札幌オリンピックの金メダリスト笠谷幸生さんに『ぼうず、お前は身が軽いな』といわれたことでオリンピックを目指した、と、仰っていたことを思い出しました。
基本がしっかりしている…と、
松下さんにほめられた、大野小学校のフクシマセイヤくんの名前を覚えておこうと思っています。
トークショーの途中で、またまた、子どもが3人、会場に入ってきました。
終わりごろ、
私がしゃべっている間に、コーディネーターの方と松下さんがなにか打ち合わせをしていましたが、
終了後に、また、卓球台を出してさっきの3人の子どもとラリーをすることにしたという事です。
秋田から来たという、
小学生が2人と幼稚園児が1人の計3人が松下さんとラリーをし、またまた、ほめてもらいました。
やっぱり「世界レベルの人」は素晴らしいですね。
感謝しております。
左の画像をクリックするとご覧いただけます。
それにしても、
岩手県は洋野町の一人だけ、秋田は三人…どういう事なんでしょうね。
価値をお伝えしそこねているんでしょうね、私たちが。反省。
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◇以前、こんなこと書いてましたね、そういえば。
『パスは、相手に渡って、初めてパスになるんだよ。
相手が取れないボールは「パス」したとは言えない。ただ「ボールをぶん投げた」だけだ。
そこにあるのは、自己満足だけだよ、hirafujiくん』
◆ほう、よく覚えていたねぇ。
◇でも、今日はパスが通ったかどうかじゃなくて、
目的は何だ…と来たんですね。
◆そう。
◇なんで急に、そんなこと?
◆黒沢尻北高校のラグビー部の身体の大きなフォワードの選手がね、
◇ああ、土曜日の高校ラグビー県予選準々決勝ですね。
◆うん、その体のおっきな選手がボールをもらった時に、
目を外側に、つまり、走るスペースが十分にあるエリアに目をやったんだ。
◇なるほど、
自分より有利な人がいないかな…と、確認したわけですね。いたらば、パスしようと考えた。
◆そうだと思う。
でも、外側に誰もいなかったから、ボールを持って前進する選択をした。
◇ああ、それを見て、考えたんですね、パスの目的を。
◆その後も、いっぱい試合を見たけれど、こんなプレーをするフォワードのいるチームはなかったよ。
きちんと「目的」を教えているんだろうね、きっと。
◇なるほどね。
でもね、もう一息ですよ、正解には。
◆えっ!?
◇『自分より有利な状況にある人にボールを渡すこと』はもちろんですが、
加えて
『パスした後にさらに動いて、自分が、ボールを持っている人よりも有利な状況になること』
つまり、「好循環の無限ループ」を生みたいですよね。
◆す、すごい!