岩手県の沿岸北部にある
野田村立野田中学校の三船俊光校長先生の名前で、私あてにDVDが届きました。
『復興をめざし、歩み続けます 〜
平成24年2月 野田中学校生徒一同〜』という表題です。
一緒についてきた手紙の一部を写します。
早いもので、あの忘れようにも忘れられない、決して忘れてはいけない大災害から、一年が過ぎようとしています。
震災直後より、全国各地からい届きました支援物資、義援金、そして、思いのこもった多くの励ましお手紙やメッセージ、ビデオなど、本当にありがとうございました。
いただいた直後に、すぐにお返事をすべきとは存じておりましたが、学校として為すべきは子ども達の「あたり前の日常」の復旧と考え、皆様には本校への様々な思いも浮かんだ事と察しますが、あえて失礼させていただいた次第です。
しかし、年も明け、お蔭さまで体調不良等で欠席する生徒もなく、二年続けて不登校もない状態で、子どもたちは元気に学校生活を送っておりますので、皆様のご厚情にほんのわずかですがお応えしたいと、生徒の様子をまとめたDVDを送らせていただきました。年度末のお忙しいところとは存じますが、時間があればご笑覧いただきたいと存じます。
校庭には仮設住宅が建ち、本校生徒も全校一三二名中十五名が仮設住宅から、そのほかもあわせて三十名近くが自宅外から通っております。
野田村は、がれきの処理や事業所の復旧など、まだまだ多くの年月がかかります。しかし、笑顔あふれる子どもたちと、それを支える皆様のお心がある限り、必ず未来は明るいものと確信しております。
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野田中学校には何の支援もした覚えがなく…なぜ、DVDが送られてきたのか分かりません。
仕事上の肩書で送られては来ていますが、それでも特別に何かを…ということもなく。
しばらく悩んでおりましたが、気がつきました。
このブログの、
5月9日の記事で「テニスコートで運動会をする予定」であることを、
5月22日には、「送っていただいた運動会の写真」を
そして、
5月23日には、「野田村の外国語指導助手(Assistant Foreign Language Teacher) Georgia Robinson さん」の記事を載せていたのでした。
野田中学校や野田村のニュースを皆さんにお伝えすることをやっていたのです。
心当たりは、これしかありません。
となれば、私が期待されていることは…
ということで、送られてきたDVDを
youtubeにアップしました。
右の写真をクリックしてご覧下さい。
(あ、無断です。差し障りがあったならばご連絡ください)
全校生徒の「ふるさと」の合唱を聞いて、
『決して忘れてはいけない大災害』からの復興への決意を新たにしてくだされば幸いです。
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『てをつなごう だいさくせん』をご存じでしょうか。
サイトには、有名キャ
ラクターが手をつないでいる、ウキウキするような絵が載っています。
他のサイズや並び方の違うものもありますので、サイトを覗いていただきたいのですが、
槇原敬之さんが「だいさくせん」のために作った「てをつなごう」という歌やその楽譜と歌詞が提供され、
さらに、
たくさんのキャ
ラクターの載った「プリントアウト用画像」も様々なサイズ・配列でダウンロードできます。
しかもこんな注書きがついています。
*こちらのサイトの配布画像は、フリーでお使いいただけますが 商用利用はお断りします。
*こちらのサイトの配
信楽曲は、自由にダウンロードすることができます。
ただし、複製・転載・公衆送信・その他の
二次利用は禁止しています。
つまり、ジャンジャン、ダウンロードしてみんなで使ってくれ、そして、子どもたちを笑顔にしてやってくれ…
ということなのです。
商売のタネのキャ
ラクターを…と、不思議に思いましたが、次の趣獅�読んで合点が行きました。
現在、東北や北関東で起こっている事は、あまりにもなまやさしいものではないと思います。
そんな中で、ちいさな心をふるわせている子供たちに、いつも愛してもらっているキャラクターたちが手をつなぎ、
微笑みかけることで、少しでも笑顔と安心を届けたい。というのがこの「てをつなごう だいさくせん」です。
キャラクターの送り手として、こんな時こそ、やらなくてはいけないことだと思っています。
このさくせんに賛同してくれたお友達たちが、少しずつ集まってきてくれています。
ですので、画像はお友達が増えるたびに更新されていきますが、どうか子供たちが見える場所へ。
さまざまなツールを使って皆さんのチカラで運んでいただけるとうれしいです。
たのむ。おねがいします。
【発起人 dwarf inc. 合田経郎】
「たのむ。おねがいします。」はキャ
ラクターを提供する「送り手」に発せられているものだと思いました。
でも、よく読んでみると、
私たちに対しても発しているものでした。
「子供たちが見える場所へ。さまざまなツールを使って皆さんのチカラで運んで」くれという
「たのむ。おねがいします。」です。
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私は、「キャ
ラクター」を持っていませんし、現場で働くこともできませんし、多くのお金を寄付することもできません。
でも、
こうして、みなさんに様々なことをお知らせすること(勝手に情報を運ぶこと)ができます。
そして、今日のDVDのように、そのことを期待している方もおられるようです。
まだまだ、役に立ちそうですよね。