「2011熱戦再来 北東北総体」の開会式の様子は、一昨日、写真満載で記事にしましたが、
その動画が、
青森県の新聞・東奥日報の動画サイト「東奥NETテレビ」にあります。
感心しました。
一つは、写真は動画にはかなわない…ということ。
もう一つは、その構成が「活躍する高校生」に焦点をあてたつくりになっていた…ことです。
だいたいの流れはこうです。
�@会場前風景・シンボルマーク花壇
�A式典前演技…岩手県立雫石高校「さんさ踊り」、秋田県立男鹿海洋高校「なまはげ太鼓」
�B選手入場…青森県選手団のみ
�C優勝杯返還
�D皇太子殿下のおことば
�E選手宣誓
�F公開演技…創作ダンス、チアリーディング、津軽三味線、ねぶた乱舞
�G選手団退場…出演者全員の中を退場
�Hインタビュー
雫石高校3年・齊藤瑞貴さん(さんさ踊り出演者)、
男鹿海洋高校3年・石川知樹さん(なまはげ太鼓出演者)
青森高校3年・高谷邦子さん(創作ダンス出演者)
どうでしょう、
式典を作り上げたのは、選手以外の高校生である…という考え方が明確に見てとれます。
開会式での「活躍する高校生」は、この人たちだったんだよ…というメッセージが発せられているビデオですよね。
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今朝の岩手日報にこんな記事がありました。
昨日の、北東北総体・女子ハンドボール競技の1回戦、
「城北(熊本代表)23‐18 盛岡白百合学園(岩手第2代表)」の試合に関する記事です。
実は、
私も、昨日、この試合会場にいました。
お客さまをご案内していましたので、試合途中で立たざるを得なかったのですが、この試合も見ました。
盛岡白百合学園は女子高校ですから、高校野球応援ができません。
その意味で、
(多くの生徒が、スポーツを応援する機会が得られたんだなぁ、よかったなあ)と思ってみていました。
多くの生徒がスタンドに入ってきましたが、その誘導をしているのは、バスケットボール部の監督の先生でした。
(あれ、秋田で行われているバスケットボール競技を見に行かなかったんだ…)
盛岡白百合学園高校のバスケットボール部は、今年のインターハイ予選で準優勝のチームです。昨年はインターハイ代表でした。
そのレベルのチームですから、私は、監督の先生は、当然、選手を連れて、お隣の県で行われている競技を見に行っているものだと思っていました。
少し不思議でした。
試合が始まると、
応援団の中の30人程の生徒の集団が気になりました。
ハンドボール部員はおそろいのTシャツを着て応援していますが、制服のままで青いメガホンを持った集団がまとまって前の方にならんでいるのです。
しばらくすると、
その生徒たちは、「まとまった応援」をし始めました。ハンドボール部員よりも一生懸命です。
聞いていると、よくバスケットボール会場で聞こえる声援…
(あ、バスケットボール部員!)
彼女たちは、
全国大会には出られなかったけれども、自分の学校のチームを全国大会で応援する機会を得ました。
お隣の県に他の学校のバスケットボールを見に行くことと、
花巻で戦っている自分の学校のハンドボールチームを、同級生と一緒に、応援しに行くこと…
さて、
私がもしも監督さんの立場だったら、どちらを選ぶのだろうか…とわからなくなっています。
あなたは、どちらを選びますか?