がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

えんぶりの心

今朝も冷えました。 盛岡の最低気温は氷点下7度だそうですが、今週は-6、-7、-9、-7と推移しています。 これからも厳しい寒さの予報が出ています。風邪をひいたり、滑って転んだりしないように気を付けましょうね。 さて、今日の岩手山です。寒い日はきれいに見えますね。
(今日は「松園ヴュー」。知り合いの方が「遅刻覚悟で車を止めて撮ったもの」をいただきました。)
********** 昨日から1月30日まで、青森県八戸市を中心に第66回国民体育大会冬季大会スケート競技会・アイスホッケー競技会(結集!八戸国体)が開催されています。 岩手県からは、本部役員11人、監督4人、選手26人の計41人の選手団が参加しています。 まだ、入賞者は出ていませんが、決勝進出者が出ています。決勝レースでの活躍を期待しましょう。  少年男子10000m 大峠大介(盛岡農業高校)→28日の決勝へ(12人レース)  少年女子 1500m 細田千里(盛岡市立高校)→29日の決勝へ(8人レース) 応援をよろしくお願いいたします。 ***** 今日の「デイリー東北」という八戸に本拠を置く新聞のネット版に 「えんぶり 開始式に花/北陵中のクラブなど」という記事がありました。 (おやっ?開始式で「えんぶり」?) っと、本文を読んでみると、果たしてこうあります。
開始式後、市立北稜中学校えんぶりクラブと市庁郷土券\保存会が、市公会堂前広場で郷土券\えんぶりを披露し、青森県外から訪れた選手団を沸かせた。 アトラクションが省略された開始式に花を添えようと企画した。
つまり、冬季国体の簡素化により、開会式がアトラクションなどの行われない「開始式」となったが、その終了後に開始式会場前の広場で地元の人たちによる「えんぶり」が披露された…ということです。 今回のスケート・アイスホッケー競技会は開催決定が2010年3月10日であり、開催準備期間が1年ぐらいしかありませんでした。運営サイドは、「金、人、物、さらに時間」に余裕がなく大変だったでしょう。 開催していただいていること、つまり、スケート国体をつないでいただいたことに心から感謝申し上げます。 このような状況下では、開始式の「アトラクション」どころではなかったでしょう。運営者としては、簡素化の下でのやむを得ない判断と考えます。 しかし、 街の人たちは黙っていませんでした。 「約800年の伝統を誇り、国重要無形民俗文化財の『八戸えんぶり』」を全国の方々に見せてあげたいという「おもてなしの心」と 「約30年の歴史があり、2年前の『みちのく八戸国体』では、皇太子さまが同校でえんぶりを鑑賞された」という活動歴を誇る、北稜中学校えんぶりクラブに活躍の場を与えるという「人を育てる心」を発揮して会場前の広場での披露になったのだろうと…私は勝手に判断しています。 記事にはコメントが二つ載っています。
■クラブの親方としてリーダー役を務める2年生藤碍鯊牲ッ(14)は「他県から来た多くの人に、八戸の伝統を見てもらえてうれしい」と満足げだった。 ■初めてえんぶりを見たという静岡県の浜松西高2年大橋侑気君(17)は「神様への祈りが感じられる。静岡では見たことのない雰囲気の祭りだ」と、感激した様子だった。
これも「国民体育大会」です。おそるべし★八戸! 私たちも「こういう心」を持つ街を育ててゆきましょうね。5年後に「国体」という発揮の場がやってきますから。