サッカー日本代表は、めでたく決勝トーナメントに進出しました。
おめでとうございます。
サッカー日本代表も素晴らしかったのですが、
ウインブルドンテニスの男子シングルス「3日がかり、最終セット70≠U8」にも驚きました。
こんなときの私たちの常套句は「元気をもらった!」ですよね。
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外山滋比古さんの本にこんな記述があったことを思い出しました。
小見出しは「ドラマ・祭り、スポーツのカタルシス効果」でした。(「忘却の整理学」、筑摩書房)
(略)苦しそうに走っているランナーを見ていると、名状しがたい感動を覚えたり、高揚を覚える。*****この頃の若い人は、それを「元気をもらった」というが、実はもらったのではなく、自分で元気を出すのである。
ャCントは、見ているマラソンならマラソンによって、自分の中にわだかまっているものを排出してしまい、溌剌たる気分にするということだ。(略)
◇「もらう」のではなく、もともと持っているものを「出す」んですね。
◆そのとおり。
そのきっかけが、
「スポーツ観戦」であったり、祭りの様相を持った「スポーツ応援」であったりするわけだ。
あ、もちろん自分でスポーツをしてもいいわけだけれどもね。
やっぱり、
スポーツは、人の元気を引き出す「触媒」だよね!
◇聞きづらいんですが…
hirafujiさんは、演劇や音楽や映画や読書は「触媒」にはならないと思ってるんじゃありません?
◆昔はそう思っていた。
でも、今は違う。
「触媒」はスポーツでなくてもいい。
大切なのは「触媒」に反応する「本質」を自分たちで高めること、
そして、
私たちが子どもたちにそのための経験を積ませてあげることが「触媒」云々の前にあるだろうな…
と考えているんだよ。
◇きゅ、急に、どうしたんですか?
◆今日、午後にこんな会議に出ていたんだ。 もちろん、委員としてではなくて、事務局側としてね。
サッカーワールドカップを原因とする早起きと、会議室の猛暑のために気を失いそうになっていたんだけれども、
委員として出席していた高校の同級生の次のような趣獅フ発言を聞いて、目が覚めた!
「何を目的として制度を変えるのか。
たとえば、秋田に負けない学力を身につけさせるためとかいう戦略的な制度変更か。
それとも、少子化などの社会の変化による不都合を修正するためだけの制度変更か。」
◇なるほどねぇ。もっともですよね。でも、自分のことを棚に上げて、よく言えますね。
◆自分のこと?
◇2016年に「開催県にふさわしい成績をおさめる」ために戦略的な制度変更をしていますか?
現場からの不満要因を除去するだけの制度になっていませんか?
◆………(ぎ、ぎゃふん)
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【特別付録】