年明け早々、愕然としています。
今朝、窓から外を見て…
箱根駅伝をテレビで見て…
太鼓の音に誘われて、近所のお店に行って…
感じたり、考えたりしたことが、 去年の1月2日と全く同じ であることがわかりました。
一年も経っているのに、何の変化もしていない自分を発見して、愕然としてしまいました!
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暮れに、舶来の万年筆がャ鴻鰍ニ発見されました。私のものかと思いましたが、妻のもののようです。
万年筆が欲しかったので、しばらくお借りすることにしました。
当然、インクは無くなっていて、全体も、すっかり乾ききっています。
(大丈夫かなぁ。インク補充だけで、ちゃんと、「カカサル」かなぁ?)
(ところで、「カカサル」って漢字に変換できないけれど「書くことができる」の方言なのかなぁ…)
で、百貨店に出発です。
個人的には、百貨店と大規模小売店の違いは、「万年筆売り場」と「呉服=着物売り場」の有無だと思っていますので、
筆記具関連と風呂敷関連は百貨店と決めています。
初売りでごった返し、お忙しいだろうと思われるところですが
平:この万年筆、カカサルでしょうか?
店:う〜ん、しばらく使っていませんね。(と、ありとあらゆる角度から万年筆を眺めます)
たぶん、カカサルと思いますが、一度水洗いしないといけませんので20分ほどお時間を…。
平:(「カカサル」は標準語か?
ああ、メンテか…。いくらお金がかかるかなぁ、まあ、しょうがないか)
お願いします。じゃあ、時間をつぶしてきますね。
(30分後)
平:お願いしていた万年筆は…。
店:はい。大丈夫でした。どうぞお試し書きを。
平:ありがとうございます。で、おいくら?
店:525円です。
平:!(安い!)
店:(あら、やだ、高かった?)
あ、すいません。インクは5本セットの箱しかないもので…ばら売りはしていません。
平:「水洗い」のお金は?
店:いただいておりません。
このお店は、前から、
105円のボールペンの芯を買う人にも、5万円の万年筆を買う人にも、分け隔てなく、きちんとお辞儀をして下さって気持ちのいい店です。
私も、お客様にこういう思いをさせたいものだなあ…と。