◇あら、どちらに行かれてました?
あれでしょう、MOSSビル。まだ行っていないと仰ってましたね。
◆いや、紫波町に行ってきました。
◇「しわちょう」ですか…。会えましたか?
◆はい、ご紹介していただいて、名刺をお渡しできました、ご本人に。
◇本当ですか!? 信じられません!
◆でも、主たる目的は、コーヒー牛乳の写真撮影。
せっかくだったので、「佐藤直子の親子触れ合いテニス教室」も見てはきましたが…
ほら、証拠は このとおり。
◇あら、あら、やっぱり小学生でも、立って牛乳を飲む時は「手を腰」なんですね!
かわいいこと。
で、今日のお話は何でしょう?
◆「高校生コーチ」です。
コーヒー牛乳の仕事を終え、
せっかくだから見てみたいなと、邪魔にならないように体育館2階のスタンドへ。
◇本当です。私も本物は見たことがありません。
◆テニス教室と書いてありますが、テニスに特化したものではありませんでした。
お父さんやお母さんが、子どもと一緒に、たぶん7種目のいろいろな運動をする。
それで、種目毎には地元のコーチ何人かで進めます。
◇ご本人は、何もなさらないんですか?
◆いやいや、ネットとラケット・ボールを使った、最も「テニスらしい」種目を担当して、
子ども全員に、一人ひとり声をかけたり、触ってやったり…
◇す、すごい。私も行けばよかった。子どもは大喜びだったでしょうね。
◆オリンピックを目指すキッカケは、なにげないほんの一言である場合が多いんですよね。
でも、その逆の言葉もあるんでしょうね。
スポーツなんかもうしない…と思わせるような。気をつけないとね。
◇あの〜、「高校生コーチ」はどうなりました?
この頃、長くて読んでられね〜という声もありますので…
◆あなたが脱線させてるんですよ。
まあいいか。
地元コーチとは言うものの、その中には、高校生も入ってるんです。
◇ほう。
◆で、私は早くから2階から準備とかを見ていたんですが、
佐藤直子さんが種目毎にコーチたちに、ャCントを事前に説明する。
それで、すすめ方は勿論、ほめ方・しかり方まで指示してゆく。
◇はあ。
◆他の人に技術を教えるということは、スポーツの中で最も高いレベルのものです。
学校体育研究同志会という民間教育研究団体では、
スポーツの技能・技術の段階を
「できる」「わかる」そして「分かち伝える」と三つに分けていたと覚えています。
あなたは、逆上がりができますか?
◇ぎゃ、ぎゃくあがり?
◆なんで、お話しているのに、読みを間違うの?「さかあがり」
◇できます。…できました。…できるかなぁ?
◆では、どうして上がることができるかわかりますか?
◇ううぅ〜ん、それは…
◆わからなければ、勿論、分かち伝える=教えることはできませんよね。
◇ですね。だから、教えることが一番レベルが高いと仰るんですね。
◆もちろん、「できなくても」「わかっている」ということはあります。
◇そうですよね。そうでなければ、世界記録を出す人のコーチは存在しませんものね。
◆ほら、見て下さい。右の写真。
これは、みんなに説明している、大迫高校のテニス部員。
だんだん上手になっていました。
他にも、北上翔南高校の陸上部の三年生や不来方高校の生徒がお手伝いしていましたよ。
◇へぇ〜。陸上部の子がテニス教室のお手伝いですか。
「テニス教室といってもテニスじゃない」「陸上部だけどテニス教室を手伝う」…
スポーツには種目を超えた価値があるんですね。
「する人」はもちろん「観る人」「支える人」にとっても…
◆上手くまとめられちゃったなあ。絶好調だねぇ、今日は。
◇それで、やっぱり3分しか駄目でしたか?ご本人は?
◆えっ!?
◇カラータイマー光りました?
◆ほへっ!?
◇だってウルトラマンにあったんでしょう?
◆な、何だって?
だって、戦い終わって家に帰るときに
「しわっちょう!」と行き先を言って飛んで行きます!!!
◆ぷっ!そりゃ「ジョウホウジ(浄法寺)!」かもしれないよ。